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安達瑶「降格警視3」

安達瑶「降格警視3」(徳間文庫)。電子書籍版はこちら↓
https://www.amazon.co.jp/dp/B0C787MJF3/
 東京の下町である墨井区。そこには警察庁の超エリートかつお騒がせ警視・錦戸准が警部に降格されて墨井署生活安全課に赴任。この地区は整骨院長の榊鋼太郎が「私人逮捕」(現行犯なら警官でなくても逮捕は合法)で活躍。頭脳明晰なれど世渡りの下手なエリート脱落刑事と、刑事ドラマ好きの世話焼きおじさん。妙にウマがあって、いかにも下町の小さいけれど、放ってはおけない事件(刑事部は相手にしてくれない)に挑む。整骨院のアシスタント・元ヤンキー娘の小牧ちゃん、鋼太郎行きつけの居酒屋「クスノキ」の大将、鋼太郎と仲良しで「クスノキ」でバイトする女子高生3人組も捜査に参戦。今回は短編3部作。
1️⃣華麗なる賭け
「愛人になれ」という工場主から逃げてきた外国人技能実習生のリン。しかし彼女を追って来たのは、他にも外国人集団が。リンを守るために、錦戸が一芝居。
2️⃣クレイマー・クレイマー
鋼太郎の小学校の恩師・井戸田君枝先生(85歳)は町内の有名なクレーマー。その君枝先生が墨井幼稚園では虐待が起こっていると言い出した。
3️⃣天使と悪魔
「クスノキ」で、東大の同級生である大東京経営福祉大学の沼田准教授の相談に乗る錦戸警部。高石花恵なるモンスター学生は、大学と同級生の貴島光莉は深刻に脅迫されていた。


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