見出し画像

老後は畑仕事がブーム

元々職場の友人が毎年送ってくれる玉蜀黍🌽。どれも新鮮で、粒が大きく甘く美味しい。いつも送られてくるのが楽しみである。
 この方は静岡県の森町に住んでいる。森町と言えば、森の石松の森である。自宅にも泊めてもらったことがあるが、広い邸宅に大きな畑が隣接している。地方に住むと家の立派さは、東京の比ではなく羨ましい。今は友人も会社勤めはリタイアしていて、農業に専念している。泊めてもらった時も、地域の農協が友人の畑で採れていた野菜を買い付けに来ていた。野菜を貰ったお礼を伝えると「なーに、農協に渡した分の残った余りだから」と、こともなげに言う。
 昨今の農業は、なかなか若い担い手がおらず、従事者が高齢化している。しかし逆に見れば、サラリーマンと違って、退職規定と関係なく、身体の動く限りずっと続けてゆける仕事である。だからサラリーマンリタイア後に農業をやる方が多い。元上司でその研究はプロはだしの方もいる。身体を動かすから健康にもいい。売れなければ自宅で食べればいい。それでも食べ切れないほど採れると聞く。それなら人にあげればいい。そういう意味で、人生100年の時代に農業は理想的な日常なのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?