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322 犠牲の季節 その2

ではその「犠牲の季節」とはいったい何なのでしょう?

歴史的にみると、過去この40日間の間に、戦争、偽旗作戦、悲劇的な出来事が数多く発生しています。

主にアメリカで起きたり、アメリカが関わった事例だけでもあげてみると、

1775年4月19日 レキシントン・コンコードの戦い
1861年4月19日 ボルチモア 暴動 13名死亡
1512年4月14日 タイタニック号沈没
1968年4月  4日 マーティン ルーサー キングの暗殺
1993年4月19日    ウェーコ包囲
1995年4月19日 オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件 168名死亡
1996年4月28日 ポートアーサー事件 35名死亡
1997年3月26日 ヘヴンズ・ゲート カルト集団自殺 39名死亡
1998年3月24日 ウェストサイド中学校銃乱射事件
1999年4月20日 コロンバイン高校銃乱射事件 13名死亡
2003年3月19日 イラク 戦争開戦
2007年4月16日 バージニア工科大学銃乱射事件 33名死亡
2010年3月29日 モスクワ地下鉄爆破テロ 39名死亡
2010年4月20日 メキシコ湾原油流出事故
2011年3月19日 リビア侵攻
2013年4月15日 ボストンマラソン爆発テロ事件

ざっとこんな感じです。
とくに近代は、この「犠牲の季節」に多くの忌まわしい事件・事故が発生しているのにお気づきいただけたかと思います。

ではなぜこの「犠牲の季節」に多くの衝撃的な事件が発生するのか…

そもそも「その1」で取り上げたイエスキリストの復活を祝うイースターなどは、生命の再生を祝う儀式であり、それは光をもたらすポジティブなルシファーの祭典とも解釈できます。

一方、ディープオカルト(悪魔崇拝)の間で行われる、この「犠牲の季節」は暗闇をもたらすネガティブなルシファーの儀式と見なすことができるのです。

先に挙げた「犠牲の季節」に起きた過去の歴史的戦争・事件・事故の中には、そのような者たちによる儀式的な偽旗作戦が多く含まれています。

悪魔崇拝の象徴・黒い太陽・ブラックサン
ウクライナ国家親衛隊・アゾフ大隊の紋章にもブラックサン

彼らの「犠牲の季節」の儀式的意図とは、ある集団に属する人がその集団の正当性と力を維持するために、特定の人を悪者に仕立てあげて攻撃するという現象・スケープゴートを作るというのも、そのひとつなのです。

スケープゴートとは元々「身代わり」「生贄」などの意味合いを持つ聖書由来の言葉で「贖罪の山羊」等と訳されたりします。これは旧約聖書のレビ記16章において、贖罪の日に人々の苦難や行ってきた罪を山羊に負わせて荒野に放したという記述からきています。

このような犠牲となる動物を選別し、飾り立てて境界の外に追いやるという儀礼の類型はヒッタイト古代ギリシア古代ローマなどにも見られました。

スケープゴートの具体的例として挙げられるもののひとつに、近代史では、
第2次世界大戦中のナチスが行ったホロコースト(この言葉も聖書からきている)があります。

ホロコーストはユダヤ人をスケープゴートの対象としました。一方ユダヤ人はスケープゴートとして犠牲になった人たちばかりではなく、他の地域へ移住し難を逃れた人たちも多数いることは歴史が証明しています。

その3につづく・・・


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