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322 犠牲の季節 その1

今日、ふとnoteをはじめてみようと思いつき、今こうして書きはじめています。

私についての自己紹介は、また追々書いていこうかと思いますが、
はじめに占星術・オカルト好きの主婦ということだけは明かしておきます。

今日は私のネイタルの土星にトランジットの魚座木星がぴったりトライン。そして昨日は春分。何か新しいことをはじめてみようと思った次第です。

春分は、西洋占星術で太陽が春分点・牡羊座に入る日。
牡羊座は12星座のトップバッター。物事のスタートを示す星座です。
気温が暖かくなり、植物が芽吹いたり、花が咲いたりして、生物も活動をはじめる時期ですよね…

みなさんはこの春、何か新しく始めてみようと思ったことはありますか?
まだの方は、以前からやりたいと思いながらも、やっていなかった事がないかを思いだし、行動にうつしてみるチャンスの期間です。

今年は4月1日が牡羊座新月。そしてアッシリアの新年、ヒンドゥー新年、ユリウス暦の新年、バビロニアの新年などとも重なり、スタートラインにふさわしい雰囲気がいつもより増していますから、牡羊座新月に合わせて何かをはじめてみるのもいいかもしれませんね。

牡羊座シーズンは、とやかく考えるよりもまずやってみる!が大事ですよ。


さてさて、前置きが長くなりましたが、昨日が春分、そして今日は3月22日ということで、その3月22日にまつわるお話をしたいと思います。

3月22日、322はオカルトや陰謀論好きの間ではよく知られている、スカルアンドボーンズの数字として有名です。

CIAを前身となるOSSを創立したWAPS結社スカル&ボーンズ(軍事評議会)

スカルアンドボーンズと、322という数字の数秘的解釈は、今日はちょっと置いておき、主に322という数字とユダヤ・キリスト教・黒魔術の関連について、まとめていきたいと思っています。

■ ではさっそく、はじめの322は、
旧約聖書 創世記3章22節から…

神である【主】はこう言われた。「見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、善悪を知るようになった。今、人がその手を伸ばして、いのちの木からも取って食べ、永遠に生きることがないようにしよう。」

ご存知のアダムとイブが禁断の果実を食べ、楽園を追放され、永遠の生命を失い、厳しい環境の中で苦役をしなければならなくなるという部分ですね。

これは後からの記述とも、何気にリンクしてくるお話になりますので、まずこちらを頭の片隅に置いておいて、この先を読み進めていただきたいです。

■ そして、次はAD322年…

カトリック教会のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂(聖母マリアの聖堂)が建てられたといわれる年です。

サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂は、紀元前6世紀頃、フリュギア王国周辺で信仰されていた、大地母神キュベレーの神殿の上に建てられました。
(この記事のヘッダー写真はキュベレーとアッティスの像です。)

Marie-Lan Nguyen (2009), CC
膝の上に獅子を抱くキュベレー 別名マグナ・マーテル。
聖母マリアの原型ともいわれている。
仏教では荼枳尼天にあたる。

フリュギアの神話によると、地母神キュベレーはアッティスという名前の羊飼いの息子を愛していました。しかしキュベレーは不誠実なアッティスを狂気に貶め、アッティス自らの手で性器を切り落とさせ、断食と鞭打ちの行為に追いやり、彼を死なせてしまいます。その事はキュベレーを大いなる悲しみへと駆り立て、自然界に死をもたらしました。しかし、その後、キュベレーはアッティスを生き返らせ、アッティスは常緑樹である松の姿になったと言われています。

この神話は、自然が生命を吹き返す春のサイクルを示したメタファーになっており、このアッティスの復活、つまり春の到来を祝うお祭りが、現在カトリック教会の節期、四旬節の前に行われる、謝肉祭(カーニバル)の原型になったのではないかと言われています。

https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=509859
2022年の謝肉祭は、2月24日からはじまりました。
ウクライナ戦争がはじまった日。

四旬節とはキリストの復活祭(イースター)の前の一週間・受難週を準備する40日間の事を指し、伝統的に食事の節制と祝宴の自粛が行われ、償いの業が奨励されています。
(その四旬節に入る前のどんちゃん騒ぎの習慣が先ほどの謝肉祭)

この四旬節は「春分後の最初の満月の次の日曜日」に祝われる復活祭を基準に行われるので、日付は毎年移動します。

そしてこの四旬節が行われる時期とは、スタートの日にちが違いますが、同じく春の季節にはじまる40日間の「犠牲の季節」というものがダークオカルトの間では、あるとされています。

「犠牲の季節」とは1年を1日に例えると、ちょうど日の出・朝のタイミングを迎える時期(太陽が墓から昇る日)を3月19日とし、そこから、復活の3日間を経た3月22日から、ワルプルギスの5月1日(古代ケルトのサバトのお祭り)までの40日間を指す季節です。

■ そう、「犠牲の季節」は3月22日、
322からスタートするのです。

その2へ つづく


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