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著書『いのちをつなぐ海のものがたり』

今、朝から深夜まで身辺整理をしている。その合間に仕事、週に数回大阪への通院。猫の手も借りたいほど。今年はこれをやらないと前に進めない人生の節目。


2012年にラトルズから発刊した「いのちをつなぐ海のものがたり」斎藤緑雨文化賞ドキュメント賞受賞作は8年かけ、いろんな方の協力のもと完成した。
今、残ってる本を版元から全て買い取ろうと資金を貯めてる。これを、引き続き、自分のライフワークとしてこれからも売って(広めて)いきたい。手売りしてます、まだ読まれてない方とてもいい本です、いかがですか?^


「大地をまるごとやさしいごはん」もそうだけど、儲かるどころか本って作れば作るほど赤字。それでも、文章も、絵もあわせて編集するこの本づくりがとても好きなのだ。お金もいるし寿命も縮むので、3〜5年に1冊出せたら本望やけど。
その資金繰りのために、私はイラストレーター業をやっている。イラストもデザインも好きだが、私が本当にやりたいのは本作りと子供たちに絵を描かせることだ。ともに利益の出ない仕事。そしてとんでもない気力と体力がいるのに、私の魂が震える。 :
今、本を引き続きとり扱ってくださるところを探しては営業し配送準備しつつ、海の本をめくっていたら(8年もかけて産んだ自分の子供そのもので可愛くて仕方ない)この本、やはり相当おもしろい(個人的見解)。

この本は、漁師である父や弟、親族、その漁師仲間の聴き語りをもとに、私が紡いだものだ。 



『船底一枚下は地獄』、『海には神さんがおる』、『魚は海におると思うな山におると思え』
これは家族のセリフ。他にもたくさんある。 


8年分の本の取材や集積の中から、たった110ページあまりにその内容をまとめた。足りないけど、続編はまた未来に。
取材の資料は今も押入れの中と、外付けHDにたんとある。いつかこれをもとに、漁師や漁師の家の暮らしを語らせてもらえる場があったら講演する夢を見る。そのために今トークショーやら人前に出る練習を重ねてもいる。



 『いのちをつなぐ海のものがたり』・定価1400円税別
斎藤緑雨文化賞ドキュメント賞受賞作品
サイン本もこちらから



94歳で亡くなった伊勢在住の濱口惣七郎さんが作られた海藻のしおり付き。



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