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ダイエット・健康づくりのヒント;スマートウォッチとTwitterを併用した身体活動の増加

1. この記事の概要

アクセスをしていただきありがとうございます。
この記事を読むことで、スマートウオッチやアプリなどを活用したダイエットや健康づくりのヒントを得ることができると思います。
約3分で読むことができますので、よろしければお目通しください。

スマートウォッチなどのウェアラブルウォッチや、体重測定のグラフ化など、ダイエットをサポートする各種アプリが注目されています。
このようなテクノロジーを積極的に活用する事は、現代の健康づくり対策に大いに有用であると考えます。
 私自身も、近い将来において、このようなテクノロジーを活用しながら、人々の健康増進のサポートが出来ればと考えています。

そのような事を思案している時にみつけた2017年発表の論文をご紹介します。

2. 関連論文の結論 

ウェアラブルウォッチ(この研究では、Fitbit zipという歩数計のような機器を使用)で測定した研究対象者の歩数は、平均1万歩を超えていました。
TwitterとFitbit zipのアプリを併用すると、研究対象者の果物と野菜摂取量は加、清涼飲料水(ジュース)の摂取量は減少しました。
このようなテクノロジーを複数組み合わせることは、あなたの健康管理の一助になるかもしれません。

3. 関連論文の紹介(詳細) 

Tweeting to Health: A Novel mHealth Intervention Using Fitbits and Twitter to Foster Healthy Lifestyles
健康づくりのためのtweeting: Fitbit(アプリと連動可能なスマートウォッチ)とTwitterを併用した健康的なライフスタイルを促進するための斬新な健康介入
論文著者名 : Chung  Arlene E.
誌名(書名) : Clinical Pediatric
 
Fitbit zipという歩数計のような機器(現在は発売中止となり、スマートウォッチに置き変わっているようです)とTwitterを併用したユニークなプレリミナリーな研究です。
この論文は、わずか12名の対照群がないデザインであり、信ぴょう性の面では多くの弱点をもつ研究ですが、研究の着眼点は面白いと思います。
 
研究対象者は10代後半の大学生で、BMI25-35が7名、BMI22から24.9が5名でした。
 
プログラムは8週間で、Fitbitによりエネルギー消費量、運動強度が自動モニタリングされました。また、Fitbitのアプリにログインして食事量の自己確認とカロリー計算をして貰いました。

一方、Twitterで身体活動量の増加、果物と野菜摂取量の増加、砂糖入り清涼飲料水の減少を中心とした写真付きのメッセージを研究チームから受け取りました。
また、そのメッセージには、健康的な食品の内容や健康的な習慣のコツに関するリンクが貼られました。
すべての対象者は、身体活動や食事量の報告を行い、それに基づく個別のフィードバックを研究チームより受け取りました。
 
その結果、身体活動の指標である期間中の歩数は、肥満者も非肥満者のいずれのグループも平均1万歩を超えていました。
対象者と研究チームとの間のツイートのやりとりは、肥満者のグループの方が非肥満者のグループよりも活発でした。
果物の摂取量は、肥満者グループで平均2.1サービング、非肥満者で1.8サービング増えていました。58%の対象者野菜摂取量は、肥満者グループで2.5サービング、非肥満者グループで0.5サービング増えていました。一方で、清涼飲料水(ジュース)の摂取量は減少していました。
 
ほとんどの研究対象者は、時間がかかる食事量の自己チェックを面倒だと感じる一方、摂取カロリーをチェックする事は楽しいと感じていました。

この論文は、研究の質自体にかなり多くの弱点がありますが、スマートウォッチとSNSを組み合わせたダイエットは今のワタシの興味をそそりました。
もし、ニーズがあるのであれば、ぜひこのような研究にトライしてみたいと思います。
  
※この記事は、論文内容をかなり端折っていますので、興味のある方は本文にアクセスして確認されてくださいね。 
 
さいごまでお読みいただきありがとうございました。 
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