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ライターのタネは、反省文。

わたしには高校生の娘と、中学生の息子がいますが、彼らは「作文」というものに触れる機会が、わたしが学生の頃に比べて本当に少ない。
なのでやはり「苦手」と言います。

そんな中でも、小学生の時には作文の宿題を積極的に出してくれる先生もいました。

教科の中で国語が基本だと思っていたので、ベネッセの「グリム教室」にも通わせていました。
1ヶ月かけて1冊の本を読み解いていくので、とっても贅沢だったと思います。


比べてわたしの小中学時代は、夏休みの宿題に作文と読書感想文があるのは当たり前だったし、先生と交換日記というカタチの宿題もありました。
そして、何よりチカラになったのが、反省文だと思っています。

わたしは、いわゆる「やんちゃ」な小学生でした。
小学生高学年のころは、よく「学級裁判」というものにかけられ、みんなの前でどんなことをしでかしたのか、そしてどんな風に反省しているのか発表し、反省文を書いてばかりいました。

いまだに一緒に怒られていた友達と仲良くしていますが、その子も「作文とかいくらでも書ける気がする」って言っていました(笑)
ちなみに彼女もわたしも理系に進みました。

いたずらばっかりしていて、本当によく怒られた小中学時代ですが、将来こんなところに役立つとは思わなかった(笑)

中学生の時には一度だけ作文で賞をとったことがありましたが、担任が国語の先生で、だいぶ赤が入っていた記憶があります。
なので、正直わたしがしたのは「ネタ提供」という気持ちでいました。

今年その先生と30年ぶりに会う予定でしたが、コロナの影響もあり延期に…。
教員を辞めて作家になったと聞いていたので、早く会っていろんなお話をうかがいたいです。

小さいころから絵を描くこと、図工や美術が好きで、その流れでグラフィックデザイナーへと進んだわたしですが、今ライターに興味を持って勉強を始めたことも、遡ると同じように自分の中にそのタネはあったんだな、と必然性すら感じています。


朝ドラ「エール」の台詞で「人よりほんの少し努力するのがつらくなくて、ほんの少し簡単にできること、それがお前の得意なものだ。」というものがありました。
あまり自分に自信が持てないわたしは、その言葉がスッと入ってきたのを覚えています。

すごく得意ではなくても、ほんの少しでいいし、ちょっとでいいんだな、と嬉しくなったのです。

デザインは20年以上携わってきても、やはり自信は持てません。
初めてコンテストに出品した時に賞をいただいて、これで自信が持てるかと思ったらやはりそうでもなく。

でもその時、審査員をされていた第一線で活躍されているデザイナーの方でさえ「同じですよ!いっつも不安だし、他の人のは良く見えるし!」と話されていました。

だからこそ努力を惜しまないし、とことん追求していくんだよな…と改めて刺激を受けました。

デザインもライティングもどちらも好きと言えることがわかったいま、人よりほんの少しでも努力がつらくないうちは、ただ一生懸命やってみよう。

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