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【塾生通信#14】”場作り職人”になるべく

 みなさま、はじめまして!薮中塾6期生の永井彩花と申します。立命館大学国際関係学部に所属し、国際政治を学びながらアフリカ系アメリカ人の歴史や文化についても勉強中です。現在は、これまで関心を持ってきた「市民運動を国際社会の中で捉える」というテーマを、大学での学びの集大成(すなわち卒業論文)として完成させられるように作業をする毎日を送っております。

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↑留学中に訪れたワシントンDCでの一枚。ここでワシントン大行進の集会が行われたのか...と感慨深くなりました。

衝撃!薮中塾の魅力!

 さて、私が薮中塾と出会ったのは、2年前の薮中塾の公開イベントでした。それまで”議論する”ということに馴染みがなかったので、大学生がする議論ってどんなものなのだろうとワクワクして参加したのを覚えています。パネルディスカッションの最中、ある塾生の方が、テーマであった米中関係について、ご専門である船舶の観点からお話されたのです。「なんたることか!!!船から政治を語るのか!!そんなアプローチの仕方があるのか!!!」とひどく衝撃を受けたことを覚えています。多様性に富んだ、なんて面白い団体なんだろう.....と感動するとともに、もう一つこの団体に惹かれた点がありました。それは、主張が異なるメンバーの意見にもしっかりと耳を傾けていたことです。その姿を見ていると、ここにはどんな考え方も受け入れる環境があるんだろうな、と温かい気持ちになりました。会場を出る時には、「必ずや入塾!」という確固たる決意を抱いていました。昨年は留学が決まっていたため、今年の入塾試験を留学先から受け、無事入塾することができ、今日に至ります。これまでロジックのロの字も気にせず生活してきた私ですが、入塾から7ヶ月を経て、「嗚呼、これは非常に論理的でないな....」という自身の発言における論理の欠如に敏感になってきたと感じています。そして目下の課題は、自分の考えが非論理的であることに絶望し、思考が中断してしまい、Speak outにもなかなか辿り着けていないことです。残りの薮中塾での活動で、バシバシとトレーニングを積み、”Speak out with Logicレベル”を高めたいです! 

Speak out with "Passion"

 ここからは、塾内で企画しているプロジェクトについてお話しいたします。その名も「ラジオ企画」!!新型コロナウイルスの影響で、薮中塾でもオンラインでの活動が続いていました。信じられない話ですが、私は、4月から一緒に活動している薮中塾のメンバーに一度も会ったことがないのです...!一方で、オンラインであっても、これまで出会ったことのないような面白い人たちばかりだな!!と塾生の個性の豊かさに幾度となく感動させられました。毎月の勉強会やMaziプロ(以前の薮中塾マガジンに詳しい紹介がございます!)では扱わないパーソナルな面(趣味、野望、熱中しているものなど)でも、薮中塾には熱い想いを持っている人がたくさんいるのです!私は、その素晴らしさを塾全体でシェアしたいという想いから「ラジオ企画」の運営を始めました。

ラジオ企画とは....毎回異なるテーマのもと、ゲスト塾生をお招きして熱く語ってもらったものを、後日ラジオとして塾全体に向けてリリース。初回は、某人気韓国ドラマを愛する塾生が集合!感想だけではなく、人気になった理由まで真剣に分析してくれました!!

 そしてこの他にも、塾内のコミュニケーションツールとして利用しているSlack内で、塾生によるリレートーク(あるテーマのもと、塾生がリレー形式で投稿していく企画)も行っています。「人生に影響を与えたもの」というテーマでは、塾生一人ひとりが、これまでの経験や大事にしている価値観などを投稿しており、塾生の新たな一面を知るきっかけになっています。

もちろん、対面で話す事ができればより良いのですが、実際に会う事が難しい今だからこそ生まれた企画という風にとらえて、今はこの企画たちを有意義なものにしていきたいです!個性豊かな塾生の「Speak out with "Passion"の場」になるよう、また、なかなか会えない状況で、塾生がお互いをより知る一助となるように、これらの企画を進めて参ります!!!

コミュニティって 大事だなって

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↑久しぶりに帰ったからこそ分かる地元の素敵さってありますよね〜!自然の壮大さに感嘆するばかりです...!!

 6期生としての活動も折り返し地点を過ぎ、来年3月の卒塾を既に寂しがっている今日この頃ですが、それと同時に、こんなにも専門性の高いメンバーと一緒に活動できているのだから、自分の将来についてたくさんアドバイスをもらわないともったいない!!と思い始めています。まだまだおぼろげな構想ではありますが、将来は、「地域コミュニティの活性化」をキーワードに活動ができればと考えています。これまでの勉強会を通して、日本社会が抱える社会問題について考える中で、その処方箋として地域コミュニティが有効だと何度も感じてきました。

 私自身、人同士の結びつきが強い地域で育ち、家庭や学校ではない場所でも大事な人間関係ができていました。地域とのつながりがあったから、安心して生活ができたり、学校では学ばないことを経験できたと感じています。地域コミュニティには、そのようなおもしろい機能があるのではないでしょうか。

 という想いから、今後はそういった地域の機能を活性化させ、「住民の力をもって社会問題を改善する」というテーマのもと学んでいけたらなと考えています。このテーマに関して、今は基礎的な知識もない状態ですが、逆に、これから新しく学ぶ分野とこれまで得た知識とが、どのように結びつき、反応をするのかがとても楽しみです!
 私はこれまで、様々な人と出会うことができ、恵まれた環境で生きてきたのだと思います。これから社会を支える側の仲間入りをするにあたり、人との出会いや、共創する姿勢を大事に、人々が心地よく暮らせるコミュニティ作りに励みたいです。

それではみなさま、ここまで私の回顧録や抱負宣言にお付き合いいただき、誠にありがとうございました!
近頃、ぐーんと気温も下がり、一気に冬らしくなりました。季節の変わり目ですので、みなさま体調にはお気をつけくださいね!

薮中塾6期生 永井彩花

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