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脳汁がずっと出るからB2B SaaSのスタートアップは楽しい

こんにちは。ヤブハニと申します。
38個目の記事です。

最近、酒量が減りました。ストレスなく、楽しく働けていることが理由な気がします。体調がとてもいいです。

今日は、B2BのSaaSビジネスをしているスタートアップに転職した後に感じていることを書いていきます。

転職して3か月が経過しました。今、とても楽しく働けています。

毎日、楽しすぎてついついたくさん働いてしまいます。ゲーム感覚です。

小学校の時に、母に止めなさいと怒られても「ポケモン」をプレイし続けていた自分を思い出します。

しかし、何でこんなに楽しいのでしょうか。
前の仕事も楽しかったけど、今みたいに止まらないレベルではありませんでした。何が自分をこんなに突き動かすのでしょうか。

その理由を深掘りしていきたいと思います。

【結論】「手に入るかも」状態が続くから楽しい


B2B SaaS×スタートアップのビジネスは、成果が手に入るかもしれないという状態を絶妙に継続させてくれます。私はこれが、楽しい理由だと考えています。

尚、ここでは成果を「売上のアップ、個人の給与アップ、上場などの資本主義的な成功」と定義します。

成果が手に入る「かもしれない」状態では、ドーパミンが分泌されるため人は興奮し、楽しさを覚えます。プレダ応用科学大学の実験によると手に入れた時よりも手に入るかもしれないという時にドーパミンは多く分泌されるようです。

そして、B2B SaaS×スタートアップは以下の3つの要因で、絶妙に「手に入るかもしれない状態」を継続させています。

・成果が出る頻度が絶妙
・成果を自分事に感じやすい構造
・成果を出すことが簡単すぎず難しすぎないと感じさせてくれる

以降では、この3つの理由を深掘りしていきたいと思います。

B2B SaaS×スタートアップは、成果が出る頻度が絶妙

初めは、成果が出る頻度の話です。
もう少し具体的に言うと、追い求める成果が実際にいつ成果として現れるかということです。

例えば、今やっている仕事の成果がこの後1分後に出るとして、モチベーションは上がるでしょうか。一方、30年後に成果が出ると言われてモチベーションが上がるでしょうか。

「うひょー。1分後か。すぐじゃん。やべえワクワクする。」
「うひょー。30年後に成果出る。めちゃがんばる!!!」

ってなる人は変態だと思います。

それでは、どのくらいの未来に成果が出るのが、一番モチベーションが上がるのでしょうか。
先ほどのブレダ大学の研究によると2か月先の報酬を与えた時が、被験者の脳内でドーパミンが最も分泌されたようです。

つまり、「2か月先に成果が手に入るかもしれない」という状態が一番ドーパミンが出て、楽しく仕事ができる状態なのです。
ここで、B2B SaaS ×スタートアップのビジネスで成果が出る頻度を考えてみます。驚くほどに2か月先を意識させるものが多いことがうかがえます。

・Salesの受注目標は、2か月先を意識して動く。
・契約後のオンボーディングは1-2か月後がゴール
・契約更新前のフォローも契約更新終了日の2か月前から実施。

このように、B2B SaaS ×スタートアップは絶妙に2か月先の報酬は私たちにぶら下げています。このからくりが私が楽しく働けている理由の1つかと考えています。

B2B SaaS×スタートアップは、成果を自分事に感じやすい構造になっている

次は、成果を誰のものとして感じるかという話です。
如何に報酬が適切な長さの未来(=2か月先)に設定されていても、その成果が他人の物に感じてしまったらドーパミンは出ません。

例えば、企画展開催のプロジェクトのメンバーだとします。
そのプロジェクトは、2か月先の企画展の開催をゴールとしています。

あなたがメンバーとして、参加しており意見を積極的に出していたとします。しかし、あまり聞き入れらずにプロジェクトは進んでいきました。
そして、当日見事に企画展は成功しました。

この時、あなたはどれくらい企画展の成功を喜べるでしょうか。もちろん嬉しいにせよ、自分の力で成し遂げたという実感は薄いのではないでしょうか。 

B2B SaaS ×スタートアップでは、全ての成果を絶妙に自分事に感じやすい構造になっています。このことが、「自分の成果が手に入るかもしれない」という状況を生みドーパミンを多く生み出します。

それではなぜ、B2B SaaS ×スタートアップでは、全ての成果を絶妙に自分事に感じやすい構造と言えるのでしょうか。

私は、成果が見えやすいことと、スタートアップならではの状況が関係していると考えています。

B2B SaaS はそのビジネスモデル上、非常に成果が分かり易いです。契約数、チャーンレート、アップセル率、LTVなど明らかに数字で分かります。
もっと細かい話をすると、ヘルススコアなどのデータも客観的に取れます。

これが曖昧さを許容せずに自分の結果として素直に受け止めやすい構造を作っていると考えています。

スタートアップならではの状況とは、会社の誰かが出したせいかを全員が自分事で喜びやすい構造のことをここでは指します。

人数の少なさによる社員同士の交流の深さ実際に人の成果が自分の成果となるという現実感がこの状況を生んでいます。

社員同士の交流の深さとは、スタートアップならではの一つの目標に一緒に向かっている一体感です。このことが、他の社員の成功が同じゴールへ向けた一歩として感じやすくしてくれています。

また、スタートアップでは他人の成果が実際に自分の成果となる可能性が高いです。他人が出した成果が事業拡大につながり、資金調達につながれば資金調達ボーナスや名声にもつながります。また、それが積みあがっていけば、IPO、ストックオプションの行使ということも現実味を増していきます。

このように、B2B SaaS ×スタートアップでは自分の成果と感じられる結果が多い構造となっており、そのことが楽しく病みつきにさせてくれている1つの理由です。

B2B SaaS×スタートアップは、簡単すぎず難しすぎないと感じさせてくれる

如何に成果が自分事に感じられても、その成果を出すことが簡単すぎたり、難しすぎたりしたら興奮しません。つまり、楽しくないです。

例えば、ボタンを押すだけで100万円が手に入るとして楽しいでしょうか。また、日本列島を1日以内に徒歩で横断したら100万円が手に入るとしてやる気がでますでしょうか。

楽しく成果に向かうには、簡単すぎず、難しすぎない絶妙さが必要です。

実際はどうかは置いておいて、少なくても簡単すぎず難しすぎないと感じることが必要です。

B2B SaaS×スタートアップは、絶妙に簡単すぎず難しすぎないと感じさせてくれます。

スタートアップは、今市場が確立されていない新しい領域へチャレンジをしています。その場合、型がないので、自分で創意工夫しながら成果を出していくしかありません。

そのような意味で、スタートアップでの仕事は決して簡単ではありません。
日々自分で考え、創意工夫して実行する、修正する。この繰り返しです。

一方で、B2B SaaSでの成功事例は世の中に溢れています。
そのため、全く何していいか分からないという状況ではないです。ある程度のベストプラクティスがありつつ、けど領域が新しいという状況です。

つまり、全く何していいか分からないという難しすぎる詰みゲーな状況ではないです。0⇒1ではなく、0.5⇒1みたいな感じですかね。

簡単すぎぎないけど、難しすぎないという絶妙さがワクワクしながら働けている理由の3つ目です。

まとめ

世の中には、B2B SaaSのスタートアップがたくさんあります。
ひょっとしたらここに書いたような理由で脳内物質がドバドバ出やすいため、快楽を求める人間の本能で増えていっているのかもしれませんね。

とりあえず、今楽しく働けているという事実に感謝しながら日々を過ごしていこうと思っています。

本日も最後までありがとうございました!

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