見出し画像

北海道の気象レーダー(6)、北広島

前回まで、道内にある気象庁の気象レーダー4か所を(2)~(5)で紹介しましたが、それらの他にも北海道開発局が気象レーダーを運用しています。まず、そのうちの「XバンドMPレーダ」2か所(北広島、石狩)を取り上げます。では北広島から。

北広島レーダ雨量観測所

札幌に近い国道274号線の脇にあります。…が、建物の陰になって見つけにくいレーダーサイトです。Xバンドという高い周波数の電波を使うため、アンテナも小さいのです。ここは2013年3月に設置されたそうです。

画像1

▲ アクセスマップ(地理院地図に加筆)

国道が千歳川を渡る場所です。北海道開発局の「北広島河川防災ステーション」と「北広島市防災センター」の文字が大きく描かれた建物があります。

画像2

▲ 防災拠点

道の駅のように駐車場完備で休憩ができ、建物内のトイレを使うことができます。レーダーはこの建物の後ろにあります。

画像3

▲ ヘリコプター離着陸場所

水防活動の拠点というだけあって、ヘリパッドも設けられていました。建物の右奥がレーダーサイトです。

画像4

▲ レーダー局舎とレドーム

コンパクトなレーダー局舎ですね。気象庁のCバンドレーダーに比べ、アンテナもかなり小型です。マイクロリンクで開発局とつながっているようです。

画像5

▲ アンテナ鉄塔

道内もうひとつのXバンドMPレーダー、石狩のレーダ雨量観測所は次回に紹介します。


※ 「XバンドMPレーダー」の概略は、(1)をご覧ください。

※ 写真はすべて、2018年7月24日、やぶ悟空撮影

北海道の気象レーダー(1)
北海道の気象レーダー(2)、毛無山
北海道の気象レーダー(3)、昆布森
北海道の気象レーダー(4)、横津岳
北海道の気象レーダー(5)、新千歳

北海道の気象レーダー(7)、石狩
北海道の気象レーダー(8)、函岳
北海道の気象レーダー(9)、乙部岳


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?