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読書 「父と子の多摩川探検隊」 遠藤甲太(著) 平凡社 親子源流巡礼

多摩川関連の本の紹介を続けているので、手元にある残る本をさらに紹介します。

1 この本について
登山家でもある遠藤さんが、息子さんと二人で多摩川を河口から源流まで歩いた話しです。歩きながら交わした、遊び、教育、自然環境、人生・・と多岐にわたる会話と、字体で区別されているそれぞれの内面が、入れ子になって書かれています。読み慣れるまで、ちょっと、分かりにくかったです。

2 本書との出会い
書店、図書館、ネットで、多摩川とその周辺に関する本を探して読んでいます。この本は、ネットで見つけました。各本は、どれも、著者それぞれの多摩川愛がベースにあることを強く感じます。これを書いている私は、多摩川近くの住人の一人であり、多摩川愛、あります。

3 多摩川愛の究極の姿 
多摩川愛の究極の姿が、河口から源流まで歩くこと、聖地巡礼と言っても言い過ぎでないです。私は、何回かのウォーキングと登山で調布市の自宅から、源流までをつなぎました。反対の河口方向は、登戸あたりまでは歩いているも、その先は、川崎、羽田に電車で行っただけです。時間を作って、河口まで繋げたいです。

多摩川は山梨県の笠取山から羽田の河口まで全長138㎞。歩くのに、この長さがいいです。元気に歩く人が1日25㎞歩けば、一週間で河口から源流にたどり着けます。交通の便が良く、公共交通機関だけで行けます。皆さんもどうでしょうか?、川のすぐ脇を歩くことに拘わらなければ、元気に歩ける方なら、だれでも行けますよ!

ちなみに、日本の長い川トップ5* だと、河口から源流まで歩くのに、距離で計算して二週間、交通の便の悪さから、実際には一ヶ月ぐらいかかりそうです。利根川の場合は、源流は群馬県と新潟県の県境、かなり経験のある登山者でなければ、川伝いには行けないです。

*日本の長い川トップ5:
1位:信濃川367km、2位:利根川322km、3位:石狩川268km、4位:天塩川256km、5位:北上川249km


写真1 多摩川の源流、黒エンジュ沢


写真2 源流部近くの大常木谷 こんなゴルジュもあります


写真3 本書の表紙(著者撮影)

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