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読書「アゲハチョウ」 松本克臣 著 山と渓谷社 駅前書店に思いをめぐらせる

写真はAIで生成(合成)したのではないです。
めずらしく、種類の違う蝶が並んで吸水しているのを見つけて撮りました。長年見続けいると、いろんなシーンに出会います。

1 本書

著者の松本さんは、蝶や植物のフィールド写真の専門家で、図鑑、写真絵本などに関われています。この本は、日本の蝶の中でアゲハチョウ科に絞ってまとめられた写真集です。あとがきに本書を作るにあたっての撮影方針が書かれていますが、私が、どうしても買おうと心を動かされたのは、その一つに基づいて撮影された、飛翔写真です。少しでも撮ろうとした人なら、その難しさがわかるはずで、私はまともに撮れた、ためしがありません。

2 本書との出会い
この本は、勤務帰りに駅前の書店で購入しました。その書店、理工学系と芸術系が確か4階に置かれていました。早めに帰宅できた日、細い階段を上り(エレベータはあったけど)フローアをうろうろして、いろいろな本を見るのが楽しかったです。レコードの「ジャケ買い」に近い感じで本を買うこともありましたした。過去形で書いているのは、通勤の機会が激減し、ネットで買うのがほとんどになっているからです。

3 駅前書店の現在
東京では郊外でも、急行や特急のとまる駅であれば、少し大きめの駅前書店が残っています。雑誌、小説、漫画、絵本から、すこし専門的な本まで、ネットが普及する前は、ここが新しい世界の扉の開くゲートでした。
全国的には、こんな書店が減っています。皆さんの近所はどうでしょうか?せめて、地域に一つぐらいは残して欲しいものです。


写真1 アゲハチョウとアオスジアゲハ
写真2 本誌の表紙(著者撮影)

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