適応障害になってしまったお話

【初投稿】
皆様はじめまして。
見てくださってありがとうございます。

適応障害になってしまった自分のいきさつを話したいと思います。

・適応障害までのいきさつ


まず私は高校卒業後、食品メーカーの食品工場に就職しました。そこでは適応障害にはならず同期、上司そして職場環境にも恵まれ、高校卒業後から10年間その会社に勤めておりました。

そんな自分に転機が訪れました。当時付き合っていた彼女と結婚し、妻と義両親から妻の実家の近くに住んでほしいという要望が強く、妻のことを考えて自分の実家からだいぶ離れた場所に引っ越しをしました。

妻とはマッチングアプリで知り合って付き合い結婚いたしました。職場恋愛や知り合いの紹介というわけではないため、お互いの実家の距離はとても遠く、結婚して一緒に暮らすとなったときもどこに住むか悩みました。

10年間勤めてきた会社は自分の実家の近く(車で片道20分)だったのが、結婚による引っ越しで電車で片道2時間というハードな通勤になってしまいました。残業もある会社で、長時間通勤は精神的にキツく1年間は耐えましたが

『これ、いま住んでる場所の近くで職場探した方が良くないか?』とやがて思うようになり、環境を変えたがらない自分が転職を本気で意識しました。

ここで考え直せば良かったと今は思います……

初めての転職先を見つけるのは苦労しませんでした。初めての転職先も食品製造にしたこともありましたし、10年間長く勤めてきて経験もあり職歴も綺麗だったので。

年収も50万上がる、通勤時間は車で片道40分くらい、年間休日も104日→120日以上になる。
条件面から見たら最高で、転職に不安はありましたが前向きな転職だと思っておりました。

そうして長年通めてきた会社を辞め、初めての転職をしました。

そしてこの転職先で適応障害に踏み込んでしまう……。


結論から言うと転職してからその会社は1週間すら持ちませんでした。

身体は震え、出勤前は吐き気が止まらない、退勤後は涙が出て、大の大人が情けなく実の親に泣きながら電話する。明日になるのが怖くて睡眠すら取れなくなる。

いったいなにが起きたのか説明いたします。

  1. 無意識にあった自信が打ち砕かれた

  2. 想像もしていなかった圧倒的な孤独感

  3. 環境の変化についていけなかった

  4. 生まれながら不安感受性が強かった 

  5. 自分を責めすぎてしまった


①無意識にあった自信が打ち砕かれた

「同じ食品製造だし全然いけるやろ」
そんな気持ちや思いがあったと思います。

仕事にも早く慣れるだろうし、前の職場と同じで問題なくやっていけるだろう。長年ダラダラ勤めてきたという結果が自負になっていました。

転職先はレベルがとても高く、前の会社では気にしないようなことでも取り上げて、会議をする。周りの人たちが全員優秀で、テキパキ仕事をこなす彼らの姿を見て、自分の無能さを痛感いたしました。

また1から下積みをするという大変さを軽視しておりました。当時は考えてすらいなかったかもしれません。

やがて自分にどんどん自信をなくしてしまい、俺には無理かもしれない、俺は情けなくて駄目だと思うようになりました。

②圧倒的な孤独感

前の職場では若い人達がとても多く、悩みや嫌なことがあればお互いに愚痴り合い、しんどいときも乗り越えた仲間が沢山いました。長年勤めてきて人間関係は良好で完成されていました。

転職する前の自信満々で無知でバカな自分は次の会社でも同じようになるだろう、などと考えておりました。そして転職して思い知りました。

今までの人間関係は長年苦楽を共にしてきて、築きあげてきたもの。時間をかける必要があるもの。そんな考えれば分かるようなことですら当時は分からなかった自分がいました。

思いもしなかった圧倒的な孤独を感じ、話し相手すらいなかったため不安感が強くなってしまいました。

③環境の変化についていけなかった


元々、幼い頃から環境の変化に弱く、前の職場は長年勤めてきて安定していたこともあり、環境の変化による耐性が全くありませんでした。結婚する前は実家暮らしということもあり、環境の変化を変えずに生きてきました。

そんな状態で
結婚(一緒に住む人が変わる)
引っ越し(住む場所が変わる)
転職(職場や関わる人が一変する)

大切なものを一気に変えたため、結婚と引っ越しによる変化は耐えることができましたが、転職による変化に耐えられませんでした。


④生まれながら不安感受性が強かった


幼い頃から不安を感じてしまう性質でした。
神経質で、適応障害を診断してもらったさいに不安障害とも言われました。

なにに対して不安を感じるかは人それぞれですが、当時の自分は
『この仕事やっていけるのかな……?』
『もし、○○だったらどうしよう……?』
『また転職してうまくいかなかったらどうしよう……?』などと考えておりました。

脳と心は不安まみれで、気づけば吐き気を催すようになり体調が悪化しました。

⑤自分を責めすぎてしまった

これが一番良くなかった気がします。環境の変化に自分が思っていたよりも適応できずに、一週間すら耐えられなくて退職してしまった。

そんな自分は駄目で情けない、害虫を食べてくれる蜘蛛の方が仕事してる、とすら思い始めてしまい精神的にまいってしまいました。

「妻と妻の両親に申し訳ない」という気持ちが一番強かったです。転職してうまくやっていくはずだったのに、こんなことになってしまい申し訳ない、自分はなんて情けないのだろうと責め続けてしまいました。

突発的に辞めてしまったので次の職場を探さなきゃという気持ちでしたが、自信喪失、妻や義両親に対する罪悪感がいっぱいで、家にいても涙が出たりと、数週間はなにもできませんでした。

そんなときに妻の紹介で精神科に行き、はじめて適応障害の診断をもらってしまいました。
(ついでに当時は鬱の診断も貰いました)

~~そして現在~~


今は精神薬を飲みながら、派遣社員の未経験経理として働いて2ヶ月経過しております。自分の思い描いた人生は全く歩めておりませんが、なんとか生きております。

未経験経理についてのお話も近いうちに投稿したいと思っております。

ここまで見てくださってありがとうございました。これからもよろしくお願いします!

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