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歴史を知ることは思いやり



そんなね、

昔起こったことにふりまわされてね

当時の事情を全て知っているわけでもないのに

自分の気を晴らすためだけに盲目になって

他人を巻き込むなんて

って思ってた

でも事実なんてどうでもよかったんだね

それを知って割り切れるなら

争いなんて起きないはずだし。


どうせ歴史なんて事実無根なんだから、

記憶するのは苦手だし

検証することもできないし

失敗から学ぶための部分だけ知ればいいと思った


ただ、過去の出来事を事実無根だと切り捨てようとする人は

この世にどれだけいるだろうと考えた

歴史とされる記録を過去の大切な記憶だと大切にする人が

この世にどれだけいるだろうと考えた。

過去から続くもろもろのために戦う人のなんと多いことかを考えた

昔起こった出来事の正否は重要ではないんだ

今その記憶のために何かを思うということだけが真実なんだ。


"人類"の歩みを知ることは、私がヒトという種に対してできる思いやり。

"人類"は混沌としているように見える。

"人類"という種は明らかに発達して、成長している。

私はこの大きな人のようなものに対して、尊重が足りなかった。

"人類"が一人のニンゲンのようなものなら

混沌とすることは当たり前だ。

それも、私のような人間の目に映るそれが私の中身をみせてくれるというのなら、しごくしごく当然のこと。

人類の歩みは、私から遠く離れた関係のないものではない

私がここにいる直接の理由なんだ。

歴史の出来事のどれもこれもがそう。

事実でないことも解釈の仕方も色々あるだろうけど

その正否はどうでもいいから

"ヒト"が今発している、どんな過程を経て今に至ったのかを知ってほしい、この気持ちを理解してほしいという願いが何よりも大切なんだ。

そうか。

そうか。




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