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デキる社会人の語彙力を身に付ける #08

 #07に続き今回もまた紹介してまいります。皆さんの身近な方で、語彙が豊富だなという方はいらっしゃいますでしょうか。そのような方とは是非ご交流させていただきたいものです。
 各語彙の「ジャンル」の定義については、#01のコラムをご参照ください。


【No.074】
・語彙:とどのつまり

・意味:最終的には、結局のところ、最終的な結果として。
・ジャンル:比喩表現
・用例:とどのつまり、彼の言いたいことは、単なる言い訳に過ぎなかった。
・解説:
「とどのつまり」という表現は、日本語において最終的な結果や結論を示すときに使われる比喩表現です。この表現の由来は諸説ありますが、一説には魚の「トド」(マグロのことを指す方言)を用いた言葉遊びから来ているとされます。「トド」の魚の意味が変化し、最終的な結果を指す意味合いで使われるようになったという説です。
現代では、「とどのつまり」は議論や考察の末にたどり着く結論や、物事の最終的な状態を述べるときに用いられます。この表現は、長い議論や複雑な状況の中での最終的な結論を簡潔にまとめる効果があります。したがって、ビジネスや日常の会話において、複雑な話を簡潔にまとめたり、遠回りしても最終的にはどうなるかを表現したりする際に便利です。
同義語としては、「要するに」が挙げられ、いずれもやや無情で冷たい響きがあるため、使用する場面や相手に対する配慮が必要です。


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