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家族になると、冴える勘がある

- 今日、会社行ったの?
- 体調悪くて行けてない。
- やはり。

体調を崩した朝のこと。家を先に出た妻からご名答な連絡が来た。僕の様子を見て、何か変だと思ったらしい。

なんだかとてもホッとすると同時に気づいたのは、こういった勘が鋭くなるのが家族もしくは家族的な人がいることの良さだなぁということだ。

顔にはほとんど出てないけど疲れてるなとか、実はめっちゃ喜んでるなとか、なんでもいい。大げさなリアクションをしなくてもわずかな反応で理解し合えるとすごく楽に生きられる。そして、お互いが緊張しすぎることなく毎日を過ごすことができ、さらにいい関係が生まれていく。

これは別に結婚を推奨しているわけではない。なぜならそれは必ずしも結婚じゃなくても得られるものだからだ。

実際、僕が友人5人でシェアハウスをしていたころ、阿吽の呼吸のごとく、お互いの心境を直感的に理解しあって住んでいた時期があった。めちゃくちゃ安心感があったし、楽しかった。

よくよく振り返ってみると、あれはその勘だったと思う。口だけではなく、誰もが本当にお互いを家族のように認識して住んでいた。そのくらい絆さえあれば、家族でなくても家族的であれば生まれるものなのだ。

とはいえ、こういった関係を築くことはなかなか簡単なことではない。仲が良くて、気があうことが大前提にある。だからそういった環境に今までもそして現在でも恵まれていることに感謝しなきゃなと思う。

そして、その環境に甘えることなく、キープするための努力を忘れずに日々暮らしていきたいなと思う次第である。

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