食べ方のセンスが合うひと
よく食べる人、美味しそうに食べる人、食の趣味が合う人。こういう人たちと一緒にご飯を食べることは、当たり前だけれど、とても楽しいことだ。
最近それに加えて、食べ方のセンスが合う人とご飯の時間を一緒に過ごすことも、それと同じくらい幸せなことで、かつ大事なことだと気づいた。
食べ方のセンスとは、所作や噛み方、食べるスピードや順番といった複合的なもの。それらが自然と一緒であると、食卓が緊張しないし、変に気を使わないで済む。
センス=マナーというわけではない。僕自身マナーがなっているのかと問われると自信はない。だからこの話は、食べ方が似ていると自分も自然とリラックスできる、というぐらいのものだ。
僕は妻のその辺がけっこう好きだ。大食いでもないし、めちゃくちゃリアクションが大きわけでもない。でも、毎回食卓が楽しみだし、おかけで今まで一緒に食べたくないという気持ちになったことがない。(食べるスピードが早い、というお互い共通の課題は持っている)
長く付き合っている友人もそういうところで気になったことがあまりない。流れるように会話が弾んで、自然と笑顔が溢れるのは食べるセンスが同じだからなのだと思う。
気になり出せばキリがない分野で、気にならないでいられること。無意識で許しあっていることのありがたみを感じながら食べた、今日の朝ごはんである。
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