選ぶ目と、作る腕
選ぶ目と、作る腕。
最近、何かをデザインする作業の上で、この2つは似ているようで、かなり違うスキルであることを改めて理解しないといけないと思っている。
選ぶ目を鍛えていくと、自分の理想にマッチしているかどうかや、それに向けてどうよりよくしていくかのアイデアは浮かぶようになってくる。いわゆるクリエーティブディレクションというやつだ。
ただ、それを実現する作る技術は、選ぶ目とは別物だ。実際に自分でやってみようとすると、とんと手が進まない。ちょっとした簡単そうに見えたことも、意外と進まない。 試行錯誤してあっという間に時間が過ぎていく。
だからといって、両方のスキルを身につけましょう、と言いたいわけではない。
お互いがお互いにちゃんとリスペクトする、ゴールだけでなく過程の大変さや難しさを理解し合うことが大切だなと思う。
見ていて、意外とこれができてないことが多い。デザインに関わらず、何かをつくるときは何でもそうだ。動画制作だってそうだし、もっと身近によせれば料理とかだってそうだ。
大きな視点から見れば、どちら側からも相手の立場に立つということになるけれど、そういうデザイン実務とは関係ないように見えることも、もっと大切にしていきたいと思う。
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