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今まで一番多く観た映画

この問いを受けて、皆さんはどう答えるだろうか。しばらく考えを巡らせる方がほとんどかと思う。

僕の場合、「ジュラシックパーク3」と瞬時に答えることができる。

小学生低学年の頃、恐竜博士になりたかった僕は、文字通り恐竜を愛していた。図鑑を買ってもらっては落書きして想像を膨らませたり、図書館に行っては"恐竜が宇宙に行ったら?"みたいなヘンテコな空想絵本に手を伸ばしたり、今思うと豊かな少年時代を過ごせていたのかもしれない。

定かではないが、映画"ジュラシックパーク"が好きだったのもちょうどそのくらいの時期だったのかもしれない。

当時は現代のような薄型テレビなんてなかったから、ぶっといブラウン管のテレビで、粗い映像を毎日のように追いかけていた。そんな環境で大活躍していたのが、カセットテープだ。

一度上書きしてしまうと、過去のものは二度と再生できなくなってしまう。
テレビ本体に録画機能がなかったので、カセットテープにリアルタイムで録画したものを観るわけだが、そんな中、大切に大切に上書きせず残していたのが、"ジュラシックパーク3"であった。

資産家の夫婦は、荒廃したジュラシックパークを旅行の対象とする。そこにガイドとして呼ばれるはめになったグラント博士。彼らの真の目的は、不時着した男の子を救う探査のためだった。グラント博士・彼らの運命やいかに。

あらすじはざっくりとこんな感じ。

これを僕はひたすらに観ていた。最低でも週に一回。セリフもあらかた覚えてしまった。

誰とも共有することもなく、黙々とジュラシックパーク3を観ていた僕のことを、両親はどのような目で見ていたのだろうか。タイムマシンがあれば、その当時と、あわよくば白亜紀に行ってティラノサウルスを拝んでみたい。ワクワクがとまらない。

"人生で一番観た映画"には、人それぞれ何らかのエピソードが伴っているのでは?と勝手にだが思いを巡らせる。

皆さんもぜひ、これを機会に映画のこと、昔熱中していたものに目を向けてみてほしい。忘れていた何かを取り戻せる、かも。

それではまた、次の記事でお会いしましょう。

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