Yuka Masuda
海外就職を考えているエンジニアにはちょっと役立つかもしれないこと色々。
見出し画像

海外就職を考えているエンジニアにはちょっと役立つかもしれないこと色々。

Yuka Masuda

女性エンジニアを増やすために何か出来ることをしたいと思っていて、まず日本で何かやってみようかなと思って去年こんなツイートをし、合計8人の女性とお話しました。地方や海外にいるのでスカイプ等で話せませんかというメッセージも結構もらったんですが、今回は全員お断りしたので、その代わりになるかはわからないけれど、ちょっとは参考になったらいいなと思って主に話した内容をまとめました。はじめに書いておくと絶対にアメリカで働きたいみたいな人には全然参考にならないです!!!

ビザ

海外で働きたいと思ったときに何より大事になるのはビザ!!!これをクリアしないとどうにもならない。アメリカはコンピュータサイエンスの学位もなく経験も浅いような人だとほぼ無理だろうけど、それ以外の国ならチャンスは普通にあると思います。でも国によって難易度は違うし、戦略も変わるので、まずはどういう国に住みたいか、ビザはどういう条件で取れるのか、などを一番最初に調べるべき。エンジニア向けの特別な就労ビザがある国もあります。

ワーホリが取れる国に興味があり年齢の条件を満たしているのなら、ワーホリを使うのは多いにありだと思うけど、ものすごく貴重なので有意義に使えるよう慎重に戦略を練るのが良いと思います。ワーホリ中に就労ビザをスポンサーしてくれる会社を見つけることが目標になるはずなので、とりあえずワーホリで渡航してみる、みたいなのは全然おすすめできない。

未経験からの海外就職

未経験から海外でエンジニアとして就職することは出来なくはないけど、何より壁になるのがビザなので、ワーホリを使うか、カナダにあるらしい専門学校などを出たあとにもらえるビザを使うくらいしか私には今のところ思い浮かびません。それらが使えないなら、日本で2~3年経験を積んでからチャレンジするのが良いと思う。

英語力

エンジニアはコードが書ければ英語はそこまで出来なくてもいい、みたいな意見に私は一ミリも同意できなくて、ドキュメントも書くしプレゼンすることもあるしソーシャルイベントも発生するし、仕事する中で自分の意見を言わなきゃいけない場面もたくさんあるので、どう考えてもそれらを困らないレベルで出来た方が良いと思います。どれくらいと言うと難しいけれど、面接で問題なく会話が出来て、普段からプログラミング関係のドキュメントが読めるならとりあえず大丈夫だと思う。こればっかりは数日頑張ってどうにかなるものではないので、とにかく今日から毎日ちょっとずつ積み重ねていくしかないです。

英語圏以外の選択肢

英語圏以外でたぶん一番人気なのはベルリンで、やっぱり英語で働いて暮らしていけることが大きいのでは。ベルリンで働いているけどドイツ語は一切話せません!みたいなエンジニアにはカンファレンスでもよく会うし、ドイツ語を話せない人のために生活のあらゆることを助けてくれる何でも屋さんがいる会社もあるらしい。それでも役所での手続きなどはドイツ語だったりするので、暮らしていくにはドイツ語はやっぱり必要だというようなことをベルリンで働いているゆきさんが言ってました。あと個人的にはその国の言語を一切学ぶ気がないのに住むのはどうかと思うし、何より単純に誰かに頼り続けないと暮らしていけないのは精神的に落ち着かない。

ちなみにパリではありとあらゆる場面でフランス語を話せないと辛いし、英語だけで働ける会社も限られているので、この複雑過ぎるフランス語を学ぶ覚悟がない限り全然オススメしません。私はフランス語がまだまだ底辺なので毎日ひーひー言ってます。

仕事の見つけ方

LinkedInやGlassdoorはたぶん大体どこの国でも使えるのと、英語での仕事だったらAngelListも結構良い求人が出てるし、ビザや給料についても書いてあることが多いので便利。パリだと他に Welcome to the Jungle や Hired がよく使われている印象。

meetup などでネットワーキングしてコネクションを作らないと仕事は見つからない、みたいな話も聞くけど、そんなことはないと思う。私は今の会社も次の会社も紹介なしに採用されています。

行きたい会社のリストを作る

求人情報を見ながらどういう会社で働きたいか、その会社ではどういうスキルが求められているのか、ビザはスポンサーしてくれるのか、給料はどれくらいなのか、などをまとめたリストを作っていくと良い。これで今後勉強していくべき/経験を積むべきエリアがわかるし、たとえ今は応募出来なくても次に転職活動するときに役立つので、気になった会社/求人があればとりあえずメモしておくと良いと思う。私が次に働く会社は前回の求職活動のときにチェックしておいた会社。Huntrなどのツールを使うと便利。

正面から行って無理そうなら他人とは違う方向から行く

どうしても働きたい会社があって、正面から当たってだめそうなら他の人とは違う方向で攻めるという選択肢もある。Goodpatchの時に作ったDear Goodpatchは今だに社長の土屋さんが定期的にツイートしてくれるし、人の心に残るものを作るのは楽しい。次に働く会社は正面から行ったらだめかもしれないと思ったので、リクルーターに直接連絡して、勉強するのでどういうスキルが必要か教えてほしいと聞くことから始めました(詳しい話はこちら)。例えばプロダクトの改善案を考えて実装したものをレジュメと一緒に送るとか、絶対に働きたいと思える会社になら、自分のスキルと熱意を伝えられるようなものを作るのも、特に経験が浅いうちはありだと思います。

面接

これまで受けたフロントエンドの面接は基本的には以下のような形式で進むことが多かった:
- リクルーターとの簡単なインタビュー(相手側の会社や仕事内容の説明、こちらの経歴や現在の仕事内容、ビザの有無など基本的な質問) 
- 採用担当のエンジニアと簡単なtechインタビュー(具体的な現在の仕事に関する技術的な質問、言語に関する基礎的な質問など)
- 技術課題(数時間程度で終わらせる短めのものか、数日〜1週間以内で終わらせる少し長めのもの)
- オンサイトインタビュー (課題を元に議論、またはコーディングチャレンジ的なもの)
- CEOやCTOなどマネジメントとのファイナルインタビュー

日本でエンジニアとして面接を受けたことがないので日本がどうか知らないんですが、同じような感じなんでしょうか??

給料

どこの国でもエンジニア職種別の平均給与をまとめた調査がどこかにあると思うので、それを参考にしながら仕事探し&給与交渉をすると良し。平均より極端に低い会社は色々と怪しい感じがするので、Glassdoorでレビューを読んだりよく調べてから応募した方がたぶん良い。

パリだとUrban Linkerが調査しています。

パリはロンドンやベルリンに比べるとエンジニアの給料は低いです、たぶん外国人エンジニアが他の都市に比べると少ないから??

カンファレンスのscholarship programに応募する

カンファレンスによってはunderrepresented group向けのscholarship programを用意していることがあって、私は去年CSS & JS Conf EUにチケットをスポンサーしてもらって参加しました。私はチケットだけだったけど、ホテルや飛行機代もスポンサーしてくれるオプションもあった。メキシコやブラジルから来た人たちは初めて自分の国から出たと言っていて、話を聞いているだけで感動的だった。残念ながら今年は開催されないんだけど、他にもヨーロッパのカンファレンスだとざっと調べた感じでは Nordic.jsJS Kongress React Summit Amsterdam がdiversity ticketsを用意している模様。日本にいるとあまり気付かないかもしれないけど、日本人女性はエンジニアの世界では超マイノリティなので、行きたいカンファレンスがあったら応募してみると良いと思う。

おわり

上記に書いたような内容をお会いした女性にお話しました。私も色んな人の話を聞けてすごく楽しかったけれど、出来る限り色々伝えたいと思うとやっぱり1時間以上話すことになったし、同じ内容を繰り返すことも多くて、一時帰国の合間にやるには忙しすぎて疲れたので、たぶんもうこの形ではやりません、すみません!!でも何かやれることはやりたいと思っています、すみません。。。また今回の一時帰国で友達になったLenaという超イケてるエンジニアがWomen Who Code TokyoのDirectorをやっていて、色々イベントも開催しているみたいなので、ぜひ参加してみてね!!!

タイトルは6年前に書いて今もアクセスが結構ある 海外就職を考えている人にはちょっと役立つかもしれないこと色々。 から取りました、ちょっとでも何か参考になることがあったら嬉しいです〜〜〜。

Yuka Masuda
noteはもう更新しません、今後は https://yukamasuda.com/ で書いていきます〜