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リーダー考
本日は私の「リーダー」についての考えを投稿します。
リーダーのタイプ
リーダーといっても、色々な意味があるかと思います。
今回は2つのタイプについて考えてみたいと思います。
①立場が異なるリーダー
私の周りだと、教諭と校長、選手と監督など。立場の異なる人たちを束ねるリーダーです。
②立場が同じリーダー
こちらの場合は、同じ教諭の中から選ばれる学年リーダー、選手の中から選ばれるキャプテンなどです。
①の場合は、リーダーの意向により組織の方向性が決まることが多く、いわゆるトップダウンの組織も多いかと思います。一方、フォロワーの意向をくみ上げる組織であればボトムアップ型の組織となるのかもしれません。
また、リーダーの力によって、
大きな変革(良くも悪くも)がもたらされることもあるかと思います。
②の場合は、同じ立場の人たちをまとめる役割を求められ、中間管理職的な役割であることが多い気がします。そのため、リーダーは立場の異なる人との調整役を求めらるかと思います。
リーダーに求められる力
リーダーには、総じて統率力や先導する力が必要でありながら、
前述の2つのタイプによっては、
求められる力が異なることもあると思います
①の場合は、決断力や開拓力など、組織の方向性を決め、
先に進めるための力が必要だと思います。
また、鈍感力ともいえる、フォロワーのことは気にしない力も
必要ではないでしょうか。
②の場合は、統率力や調和力など、仲間を束ねる力が必要になるとともに、
立場を同じにする仲間と、
立場の違う相手との間に入って調整する力が求められるかと思います。
「名キャプテン名監督にあらず」
スポーツ界では、
「名選手名監督にあらず」
と言われることがあります。
2つのリーダーに求められる力が異なるからこそ、
②のリーダーとして実績をあげたからといって、
①の役割として良いリーダーになれるとは限らないのではないか、
というのが個人的な考えです。
別の見方をすれば、②の役割を経験していなくても、
①として名リーダーになる人はいるのではないかとも。
リーダーとしての自分
現在の私は2つの役割をどちらも担っていることになります。
①は野球部の監督として。②は学年のリーダーとして。
ただし、前回の投稿にもあったように、
野球部監督として私が重きを置いているのは、
トップとしてチームを導くというよりも、
個々人がそれぞれの役割の中でリーダーとしての責任を果たす、
それが円滑に進むことを助けるという役割です。
そのため、前述した①に求められる力とは、
少し違う力が求められるかと思います。
これについては、コーチングやファシリテートする技術を身に付け、
今後、より良い形を作っていきたいと思います。
②の役割、学年リーダーとしては、
先日、修学旅行の再延期をめぐり苦労をしました。
学年の意向と、管理職(またはその先の県教委)の意向を
上手く調整できず、正直、かなり苦しかったです。
そこの苦しさを生んだ要因の一つが、
事前の打ち合わせ・準備の不足であり、
ここが課題の一つだと認識しています。
また、自分自身やりたいこと・挑戦してみたいことが多く、
意見も出しがちです。
それがゆえに、学年リーダーとしての立場で
行動を起こしていくと、意見を発したり、
意図せず「トップダウン」のような形になってしまい、
自分の役割とは違うのでは?と悩むこともあります。
ここでも、ファシリテーター的な視点で、
学年の先生方の意向をうまく引き出すことに力を置きたいと
考えています。
これから、より一層リーダーとしての役割を求められることが
増えてくるかもしれません。
自分としては、求められる役割に合わせて力をつけていくことに加え、
自分の長所となる力をもって、リーダとしての役割を全うできないか、
組織をまとめられないかと考えていきたいと思っています。
学校の難しさ
最後に学校におけるリーダーである校長についての考えです。
①の役割は当然求められるのですが、
一方で、公立私立問わず、地方自治体や文科省、
または学校法人などの意向に挟まれ、
②の役割を求められこともあるのかと認識しています。
また、これも公私問わず、その人気は短く、
私の13年の経験では、最も長い校長でも3年間の在籍でした。
そうした板挟みの状況と、短い人気の中で、
強いリーダーシップを発揮し、
「変革」と言えるようなことは難しいのではないか?
と考えています。
(中には、それに近い変革を起こした校長もいましたが。)
それよりも、校長でも②の役割に重きを置き、
学校の経緯・歴史・特性を知る職員の力をまとめ、
良い方向性に導いていく。
そんなやり方の方が合っているのかな、
と何の経験も知識もない者なりに考えてみました。
リーダーに関する書籍や動画など、
面白いものがあれば、是非教えてください。
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