転職でお給料をきめるまえに
『市場価値』
転職や人材ビジネスの広告でよく使われる言葉。
そのほとんどは『業界』『職種』における、お給料の意味合いが大きいです。
しかし、業界や職種。その『枠組み』での市場分けは適正でしょうか。
この市場分け、実は企業側の都合です。
その業界や職種が、実際に世の中に提供している『価値』の枠組みとは『=(イコール)』になりません。
例えば、パナソニックの洗濯機と吉野家の牛丼。業界は異なりますが、『時短』の価値では同じ枠組みになります。
職種においても同様です。メーカーの営業と生保の営業では提供する価値が異なります。営業にも多様な価値があります。
『自分の市場価値を計りたい』
そう考える人は多いです。また、金銭価値(=お給料)は定量なため、説得力がある印象を受けます。
しかし、その数値の根拠についてはあくまで人材ビジネスが作り出してるものです。
給料を高くして転職する人は『業界』『職種』のキャリアだけでなく、自分の『提供可能な価値』を理解してる人です。
いま、転職を検討してる方、市場価値を安易に金銭価値で計ってよいのでしょうか。
迷われているなら、以下2つがおススメです。
①自分のいる、扱っている
『業界』『商品サービス』『職業』の価値を見直す。
②上記を経て、自分は、企業や同僚、エンドユーザーにどのような『価値を提案』できるのか考える。
市場という枠組みも『変化』しています。10年前は全盛期だったビジネスモデルも、あっという間に衰退してしまうのが現代です。
変化に適応しようとする業界や企業を選択しないと、自分の市場価値を下げてしまう可能性があります。
転職は手段でしかありません。自分の市場価値を知ることは、いまの企業で活躍することへの動機付けになるかもしれませんね。
いただいたサポートは若手のキャリア教育に使わせていただきます。