あなた、セミリタイヤしたいですか？

こんにちは、竹岡佳信です

先日、株式投資を教えている方と
お話しする機会がありました。

投資には、いろんな種類があるのですが、

株式投資は、政府も推奨していて
NISAという優遇制度があるぐらいなので
興味を持たれている方も多いかと思います。

ただ、

銀行や証券会社がオススメの投資信託や
知っている銘柄の株を買ってみるだけでは
決して、利益を出し続けることは出来ません。

長期投資を目指すのであれば、
ドルコスト平均法を使いこなす知識が必要だし

短期投資を目指すのであれば
チャートを読むスキルと共に、

どんな状況にあっても、淡々と
ルール通りにトレードをこなしていく
『メンタルマネージメント』が必要です。

私の場合、短期のスイングトレードで
数百万円の資金量であれば、結構な利益を
出すことができました。

ただ、

資金量が1,000万を超えると
損切りのルールが守れなくなるんですよね。

なので、

株式投資で家族を養うのは無理
という判断をせざるを得ませんでした。

ビジネスもそうなのですが、
投資は特に、自分をどう律するのか？という

『自分を動かす』スキルが
損益に直結するシビアな世界です。

デモトレードなら、バリバリに勝てるけど
実弾では、全然ダメ、という人が多いのも

『メンタルマネージメント』のスキルが
未熟だから、なのかもしれません。

実は、彼との会話のなかで
『セミリタイヤ』の話が出てきました。

私も、セミリタイヤでは
彼と同じような経験をしていたので
とても興味深い内容でした。

もし、ほとんど何もせずに
月に100万円以上の収入が入ってきたとしたら

仕事なんか、すぐに辞めてしまう！
という方は、多いと思います。

でも、

実は、仕事を辞めると
別の弊害が出てきたりするんです。

つまり、

仕事には、別の側面があるということ・・

それは、

自分が何かの役に立っている、
という感覚を持てること

そして

必ずしも、良い関係性ばかりではない
のかもしれないけれど、

職場に行けば、誰かとつながっているという
「社会的欲求」が満たされるということ

この二つは、人が生きていく上で
とても大切な要素だったりします。

退職したあと、試しに、何もしない
毎日を過ごしてみたことがあります。

八ヶ岳に移住して、子供たちを
保育園に送り出したあとは、
本当に何もしない、という毎日。

でも、

なんか、調子悪くなっていくんですよね。

最初は、よかったんです。

ああ、これが求めていた理想の生活だよな

誰にも指示されないし
誰にも気を遣わなくてもいいし
誰からも批判されることもない

時間はたくさんあるし
読みたい本は、いくらでも読めるし
何から手をつけようか？

いや、その前に

とにかく、のんびりしよう！
とう感じでした。

でもね

「幸せ感」があったのは、
最初の２週間ぐらいでした。

その後、

鏡に映る「何もしてない自分」を見ると
自分には「価値が無くなってしまった」ように
感じるようになりました。

毎日、何もすることがないし
毎日、誰とも会う必要もない

どんどん、自分の中にこもって
耐えられなくなっていくんです。

それで、

結局、１ヶ月ほどで
セミリタイヤっぽい生活をやめました。

忙しい毎日の方が、人生は充実している
と本気で思うようになったからです。

そして、

自分が誰かの役に立っているという
『実感』が持てるような仕事をしよう！
と考えるようになりました。

それが、

セミナー講師やコンテンツビジネスを選んだ、
もう一つの理由だったのかもしれません。

Youtubeに動画を公開すると

こんなコメント、わざわざする必要ないだろ
と思うようなコメントも沢山いただきますが、

それでも

無反応よりは、全然、良いと思うのは
この経験があるからなのかもしれません。

人は、誰かの役に立つことで
喜びを感じるように出来ています。

誰かとの「つながり」を持ち
社会的な活動をすることで
生きている実感を感じるように出来ています。

だとしたら

会社生活を卒業したあとの生活設計をするのに、
単に「お金の心配」をするのではなく、

誰と一緒に生きるのか？
誰の役に立っていくのか？

自分の後半生を、どんな生き方で
生きていくのか？

について、一度、ゆっくりと
自分と向き合う時間を持つべき
なのかもしれませんね。

人生の経営者になる

自分のリソースを何に投資するのか？
どんなリターンを期待するのか？

それは

誰の、どんな役に立つことで
生きていくのかということ
そのものなのかもしれません

また、メールします

東京の自宅オフィスより
竹岡佳信