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あなたの「得意パターン」は役に立つのか?

こんにちは、竹岡佳信です

あなたは、『得意パターン』と呼べるものを
いくつか持っていますか?

例えば、

会社員の場合だと、上司の指示を先回りして
次に来るであろう作業を先にしておく、とか

以前、経験したことのあることをベースに
ちょっとした工夫を加えて新提案に見せる、とか

嫁さんに文句を言われそうな雰囲気を察して
さりげなくご機嫌を取る、とか

まぁ、最後のやつは別にして、、

人、それぞれに、「自分の得意パターン」を持って
これまでの人生を生きてきたのでは無いでしょうか?

でも、

まったく新しい世界に入るということは、

これまで通用した「得意パターン」が
役に立たなくなる、ということでもあります。


2013年に、本格的にセミナーや講座ビジネスを
始めようとした時、

断片的な情報をもとに、見よう見まねで、
出来ないことはないだろう、と考えていました。

まぁ、ちょっと、ビジネスをナメていた、
と思います。

だって、、

講師の人が、どんな告知文を書いているのか?
どんなツールやシステムを使っているのか?

といったことは、調べれば当たりがつきます。

また、

講座を募集するための「お試しセミナー」なら
比較的、低コストで受講することが出来たし、

そこで、講師の説明を聞いたり、質問をすれば
ある程度のことは分かる、と考えていたからです。

だから、

実際に、講座を全部、受講しなくても、

講座の『カリキュラム』を知ることが出来れば
内容がどんなものか、予想がつくし、

それを参考にして、
自分の講座を組み立てることが出来るはず。。

そんな風に、考えていたんです。


それは、多分、長い会社人生の中で

断片的な情報から、顧客に響く提案を
組み立てることが出来た、という

営業職ならではの「成功パターン」を
持っていたからなのかもしれません。


でもね、


いざ、自分で「講座ビジネス」をしようとすると

実態は、そんなに「簡単なこと」ではありませんでした。

『講座を提供する』ということは、

受講生が期待する「変化」を
確実に起こすために『何を』するのか?

ということを、突き詰めた結果であり、

そこには、

それまで、受講生が慣れ親しんできた
『価値観』を変えるような「気づき」を
起こす必要さえあります。

レクチャーを設計するにしても、

・なぜ、そのことを、そのタイミングで伝えるのか?

・なぜ、そのことを、その表現で伝えるのか?

と言った細かいことにまで
配慮を行き届かせる必要があるし、

・何を大切にするのか?
・何を優先するのか?

と言った「価値観」は、

商品やサービスの『全体』の一貫性
をもって、はじめて伝えられることであり

単に、メニューに掲載されている
「カリキュラム」を真似たとしても、

決して、再現できるものではないからです。


つまり、

外から見えることだけを真似しても
本質を理解することは出来ません。

なぜなら、

本格的にモデリングをするということは、

モデリング対象の根底を流れている
『コアな考え方』や『価値観』を
理解し、感じることだから。

いくら、稼いでいる人が使っている
「ツール」や「やり方」を真似ても
同じように稼ぐことは出来ません。

それは、

ゴルフで言えば、

ツアープロが使っているのと
同じクラブやパターを使っても
スコアが良くならない、のと同じです。


私の得意なパターンは、あくまで、

基本的な考え方や、価値観が分かっている
会社の中の世界を前提にして、はじめて
有効な方法だった、のかもしれません。

ルールが違う世界で成功したいのなら
『守破離の守』が最初に必要です。

なぜなら

その世界のルールに従わなければ
生きていくことも難しいから。。

右側通行の国で、左側を走れば、
スピードを上げる前に、
事故になってしまうから。。


人生の経営者になる


自分が知っていることが
世界のすべてではありません

自分の得意パターンが通用しない世界では
まず、その世界に通用するパターンを
教わることが必要です

それが『守破離の守』

自分の「得意パターン」を探すのは

教わったパターンを着実に出来るように
なってからでも、決して遅くはないのでは
ないのかもしれません


また、メールします


東京の自宅オフィスより
竹岡佳信

ps.
 『Youtube』の更新を再開しました
 「50代 副業 起業」「竹岡佳信」で検索してみてくださいね。

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