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【新卒1年目デザイナー】入社して9ヶ月経って学んだことや感じたこと

このnoteは、新卒1年目のインハウスデザイナーが、9ヶ月働いて学んだことや感じたことについて記したものです。

こんにちは。元木優人と申します!
私は国内のフィットネスブランド「uFit」のデザイナーとして働いています。

uFitは「誰もが健康に意識を向け、予防が当たり前の世界をつくる」をビジョンに掲げ、フィットネス製品の企画・販売、自社メディアの運営、アスリートやスポーツチームのスポンサー活動などを行っています。

noteを書こうと思ったきっかけ

さて、このnoteを書こうと思ったのは、自分がこれまでやってきたことを振り返り、2023年に向けてさらに成長していきたいからです。

社会人になって9ヶ月以上が経ちましたが、振り返りほど大切なことはないと日々感じています。今までの業務を振り返ることで、何を学び、何を得たのか。また、学生の頃と比べてどのような部分が成長したのか。それらを残すことで成長を実感し、数年後さらに前に進むための糧になるのではないかと思ったわけです。

これはあくまでも自分のために書いていますが、デザイナーとして働きたいと考えている方、インハウスデザイナーに興味がある方、就活中の学生、フィットネス・スポーツ業界に興味がある方、そしてuFitに興味がある方に、少しでも何かの参考になれば、それほど嬉しいことはありません。

簡単な自己紹介

まずは私のことについて簡単に紹介させてください。

▼プロフィール・経歴⛄️
・2021年1月:株式会社MAKERSでインターンを開始
・2022年3月:明星大学デザイン学部デザイン学科卒業
・2022年4月:新卒で株式会社MAKERSにデザイナーとして入社
▼好きなこと📕
・仕事(デザイン)
・映画鑑賞🎞(洋画、邦画問わず好きだが、7:3くらいで洋画が多め)
・読書

学生時代は、とにかくデザインが面白くて、学内外問わずいろんな活動に参加していました(そのお陰で4年時の卒業制作が全然進まず、ゼミの先生には何度も叱られる日々でした)。

私生活では、映画をよく見ています!多いときでは1年に100本以上鑑賞した時もありました。好きな映画は『LALALAND』で、年に5回は繰り返し観ています。最近では、2022年の年末に観たスラムダンクが最高でした!

そもそも、なぜ今の会社に入社を決めたのか

入社を決めたのは大学4年生の6月頃でした。
理由は、会社が求めていることと、私が会社に求めることがマッチしていたためです。

私は、大学3年生の1月から、uFitでインターンとしてすでに働いていました。当時は、uFitの中にデザイナーはおらず、ほとんど外注しているという状態でした。そこに1人目のデザイナーとして入社しました。その頃から、uFitに関わるデザインは、ほぼ全て任せていただいていました。

ただ、大学で学んできたデザインと、社会で求められるデザインは全く違いました。具体的には、社会では「売れるデザイン」が求められました。もちろん、全ての会社がそうとは限らないと思いますが、少なくとも当時のuFit(今もそうですが)には、売上につながるデザインが必要だったのです。4年間デザインを学んできたつもりでしたが、環境が変わるだけでこんなにも求められるモノが違うのかと、自分の無力さを痛感したのを覚えています。

それからは、自分のデザイン感をアップデートするのに必死でした。幸いなことに、4月から4年生になったので、授業もほぼなく就職活動と卒業研究に取り組むだけでした。本来であれば大学のほうに注力すべきだったのですが、インターンに夢中になって、それどころではありませんでした。

入社前インターンの際に制作した楽天市場内のクリエイティブ

働く中で、uFitが目指す世界や考え方、働く環境、社長をはじめとした社員の方々に惹かれ入社したいと思うようになりました。何より、裁量を持って最前線でデザイナーとして働かせてもらえることにワクワクしました。

そして、uFitを日本で一番有名なフィットネスブランドにするために、入社を決意しました。

働く環境について

1年以上のインターンを終えて、2022年4月に株式会社MAKERSに新卒デザイナーとして入社しました。といっても、やることはインターンの時と特に変わらないので、環境の変化は特にありませんでした。

ただ、uFitにはデザイナーが私一人しかいません。つまり直属のデザイナーの先輩がいない環境なのです。それもインターンの時から知っていたことなので、もうどこか慣れたつもりでした。しかし、働くにつれて先輩がいないという不安に何度も苦しみました。自分がやっていることは正しいのか、本来デザイナーはどのように立ち居振るまうべきなのか、自分はデザイナーとしてどのレベルにいるのか。そんなことばかり考え、なかなか自信がもてない時期が続きました。

元プロ卓球選手水谷隼さんのタレント起用

自信が中々もてないまま、入社して早々uFitの運命を左右する大きな仕事が待っていました。それが、水谷隼さんのタレント起用です。uFitはまだまだ小さなフィットネスブランドですが商品数も増え、さらにブランド力を高めていくために、タレント起用をしようという話が進んでいました。
※水谷さんの起用背景や詳細については、以下のPRをご覧ください。

契約が決まるとすぐに撮影の準備が始まり、一気にバタバタする時間が増え、インターンの時とは比べものにならないくらい大変だったことを覚えています。私は撮影の絵コンテの制作や撮影後のクリエティブ制作全般に携わりました。

実は、私にとってこの撮影が大きな転機になりました。
撮影のディレクション自体もとても学びになったのですが、それ以上にその後のクリエイティブ制作が、デザイナーとしての自信に繋がりました。

2日間ほどで10商品近くのクリエイティブ(HP、Amazon、楽天それぞれ)を一部水谷さん仕様に変更するというミッションがありました。単純計算で、30個ほどのクリエイティブを2日間で作った気がします。その時はまるでゾーンに入った時のような集中力で制作に没頭していました。

この経験は、今でも自分の自信の土台になっています。一定レベルのクオリティを短い期間で出せたこと、しっかり最後までやり切ったことは大きな財産になりました。

新商品の撮影ディレクション

この1年で身についたのは、デザインのスキル以外にも撮影のディレクションの力がついたと自負しています。撮影場所・カメラマンさん・モデルさん・ヘアメイクさん・絵コンテ・撮影当日のディレクションの全てを一人で行いました。2022年、uFitは以下の4つの新商品を発売し、そのうちの3商品の撮影に携わらせていただきました。

・uFit Soy Protein
・uFit Vibrating Ball
・uFit Vibrating Roller Mini
・uFit Training Mat

uFit Vibrating Roller Miniの撮影時のオフショット

新卒の私に、このような大きな仕事のチャンスを与えてくれた社長には感謝しかありません。最初はうまくいかなかったものの、回数を重ねていくに連れて段々できることが増えていきました。

撮影のディレクションは、本当に多くの学びと気づきがありました。
まず撮影の前に、携わるすべての人のスケジュールと動きを把握していなければいけません。すべて撮影日から逆算し、いつまでに何をしなければいけないのか段取りを組みます。そして、商品を販売する際に使用する素材をしっかり撮ってくることが最大の目的ですから、カメラマンさんと綿密にコミュニケーションをとり、徹底的に準備しました。

そのおかげもあり、撮影は徐々に上手く進行できるようになっていきました。

uFit Training Matの商品ページ内のクリエイティブ

成長を実感できた2022年

2022年4月から社会人になり、気づけば2022年も終わりを迎えようとしています。新卒1年目の9ヶ月間はあっという間でした。。。

水谷さんのタレント起用と撮影、フロンターレなどのスポーツチームのスポンサーも今年。uFitとしては、合計4商品を発売し、そのクリエイティブを制作してきました。合計8本以上の商品ページの制作、雑誌広告(卓球王国)、楽天自社トップページのデザイン、撮影の手配からディレクション、後輩へのFBなども行いました。

確実にデザインの力が向上している実感はありますが、目標地点はまだまだ先だと思っています。ゴールが100だとしたら、今はまだ60くらいです(表現としてのデザインの観点で)。やりたいこと、できないこと、伸び代な部分、課題は山ほど残っています。

社内での振り返りでそこは明確になったので、具体的なアクションプランを立てて実践していきたいと思います。

さいごに

働いていて常々思うのは、uFitの成長期に前線で携われることがとても嬉しいしことと、楽しんで仕事ができるありがたさです。
まだまだ会社に、ブランドに貢献できているとは思っていませんが、来年は今年以上に腕を磨き、uFitを日本一有名なフィットネスブランドにしていく飛躍の年にします。

自分がこうして働けているのは、決して当たり前のことではないんだなと思うのです。友人から話を聞く限り、仕事をやめた人が多かったり、やめたいと言っている人の話を聞いてきました。そんな中、自分は楽しく働かせてもらい、ある程度自由な環境下で裁量を持たせていただいていることは、当たり前ではないんだなと実感しました。
社長をはじめとした社員の皆さんがいたから、会社も自分も成長できたのだと思っています。

そんなみなさんの支えになれるよう、デザイナーとして圧倒的に成長していく次第です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
2023年のuFitはいくつもの新商品が発売する予定ですので、ご期待ください!






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