miya

テレビ嫌い、本好き。震災の被災地で学校の仕事してます。教員ではないです。脊髄反射的なも…

miya

テレビ嫌い、本好き。震災の被災地で学校の仕事してます。教員ではないです。脊髄反射的なものは書きません。もし投げ銭でいくらかお金になるなら、義理の母の介護費用に使います。

最近の記事

2011年3月11日から毎日明日を積み重ねたらこんなに時間が経ちました

noteを書くのは一年に1回になりつつありますが、それでも生きている限り書き続けることにしています。 たまたまこのツイートを見ました。震災直後から、ずっと感じていた違和感。違和感というよりテレビを代表とするメディアに対する嫌悪感がここにすべて書かれていました。 電気が戻ったのが地震発生からたしか3日目。テレビで流れるのは在京キー局の作る、センセーショナルな映像(個人的にいうところのフォトジェニックな場所・人・モノ)を「白線の内側」にいる人たちが語る不快な番組ばかりでした。

    • あの時に助けられた物リスト

      これは、ツイッターを見ていて見つけたサントリーの企画に投稿しようとしたものです。ツイッターの都合で140字に削りましたが、本当に書きたかったものを、こちらに書いておきます。 #あの時に助けられた物リスト 日めくりのカレンダー 停電して、断水して、ガスが止まって、ラジオしかなかった。3月12日の朝6時、とっても日差しがまぶしかった。ふと思うことがあって、3月11日から日めくりカレンダーを毎日一枚取っては手元に残していた。 3枚のところで水が来た。4枚で電気が来た。30枚でガ

      • 初めて8月31日より前に夏休みが終わる人たちへ

        子どもの頃、8月31日の夜のニュースを見るたびに思っていました。 「うちはもうとっくに夏休み終わってるのに、なぜ全国ニュースでさも日本中この日まで夏休みがあるような言い方をするのか」 東北の田舎で生まれ育った者は、小学生ぐらいで気がつきます。テレビはテレビ局のある東京基準で番組が作られている、うちんとこは当たり前だけど東京じゃないと。だから、8月31日は他人事で、今でも他人事の地域に住んでいる。 さて。初めて8月31日まで夏休みがないのはどうかね?残念かな?北国は、いつ

        • 東日本大震災から9年

          久しぶりの投稿になります。前回は震災から4年前だったので、5年ぶりとなります。この間に、高校の臨時職員から専門学校の先生に転職し、まもなく4年となります。 なぜにこのタイミングでこの放置していたnoteを書こうと思ったのか。結局自分を含めて日本人はどうにもならないくらい過去に学ばないなと思ったからです。 この間、地震だけで熊本・北大阪・北海道胆振東部と大きなものがあり、また台風や水害が何度もあったのに、災害対応がいまだその都度そこの自治体が苦労しながら被災者対応をするのだ

        2011年3月11日から毎日明日を積み重ねたらこんなに時間が経ちました

          東日本大震災から4年と1日

          ※この文章は、全文無料で公開しているものです。 東日本大震災から4年と1日が過ぎました。このシリーズ最終回は、あくまでも個人的な言いたいことを書きたいと思います。毒入り、です。 「あなたにとってはもう終わった話でしょ?」3月11日までは、頻繁にテレビも新聞も特別番組を組んで報道していました。でも、きょうはすっかり普通の番組に戻ってしまったようです。でも、これが当たり前。 報道において、このように記念日に関した内容の記事を書くことを、「カレンダー記事」と呼ぶようです。メデ

          東日本大震災から4年と1日

          東日本大震災からまもなく4年 その4

          ※この文章は、全文無料で公開しているものです。 ちょっと間が空きましたが、第4回目は「半径徒歩15分圏内の情報は、ない」です。 「どこで食べ物は売っているの?」私の住んでいるところは、内陸なので津波は来ませんでした。ライフラインも、水道も電気もわりと早く回復して、都市ガスも1ヶ月はかかりましたが、津波で壊滅的な被害を受けたところに比べたら、早い復旧でした。 しかし、そのような被災地のほとんどは、食料品を扱う店が開いていないため、とにかく食糧がどこで入手できるか、まったく

          東日本大震災からまもなく4年 その4

          東日本大震災からまもなく4年 その3

          ※この文章は、全文無料で公開しているものです。 第3回目の今回は、「連絡なんてまず取れない」です。 「規制がかかっているのに、なぜか電話で話している」震災当日、私は仕事に出ていて、家族は自宅にいました。無事だって連絡をしたいと思いましたが、震災直後に停電になってしまったため、私のウィルコムのPHSはすぐ使用不可(圏外)になってしまいました。 なんとか車に乗せてもらって帰りましたが、帰り道の途中一度もアンテナは立つことがなく、メールを送ることすらできませんでした。 なん

          東日本大震災からまもなく4年 その3

          東日本大震災からまもなく4年 その2

          ※この文章は、全文無料で公開しているものです。 第2回の今回は、「救援物資が食べられない人がいるなんて、送る側は考えていない」です。 「救援物資は、そのうち届く。でもそれは食べられないものだ」今回の話は、のちにいろんなところで見聞きした話です。東日本大震災は、非常に広範囲に、そしてライフラインや道路を含め徹底して破壊された感があります。 それでも、津波の被害が壮絶だったところ以外は、3日ぐらいしたらぼちぼち個人商店やコンビニ・弁当屋が開いて、長時間並ぶものの食糧を買うこ

          東日本大震災からまもなく4年 その2

          東日本大震災からまもなく4年 その1

          ※この文章は全文無料で公開しているものです。 この文章を書いている2015年2月17日は、朝に最大の余震が発生しました。久しぶりに津波注意報も出て、緊張が走りました。 記憶が薄れつつあるいま、極私的な記憶を、ここに残しておきたいと考えて書くことにします。第1回の今回は、「難民化のおそれ」です。 「地震で難民化?」地震が発生すると、まずライフラインは止まると思って間違いありません。比較的早く回復するもの(私の場合は水道が震災後3日目、そして電気が震災後5日目の順)と、都市

          東日本大震災からまもなく4年 その1

          災害報道に違うものを見てしまう

          ※この文章は無料で公開しているものです。 今年は、台風や大雨による自然災害が頻発していて、大きな被害がたくさん発生しています。被害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。 さて、今回の自然災害、これまでとは違うと感じるところがあります。それは、自治体の先手を打つよう心掛けているような「避難勧告」「避難指示」の発表です。東日本大震災のときには、そこまで勧告や指示が出なかった(というより、出ていても伝わらなかった)感がありました。台風や大雨のように、ある程度予報で被害が

          災害報道に違うものを見てしまう

          マネをする技術

          もう進路指導が始まる高校で仕事をしていると、4月からもう3年生の進路指導が始まります。割合としては、進学と就職が6対4ぐらいの比率ではありますが、就職試験に限らず最近の大学入試(特にAO入試と推薦入試)にも面接がありますので、その練習が進路指導の「最初の一歩」となります。 しかし、いまどきの高校生は、立ち居振る舞い(キチンと立つ・キチンと椅子に座る・キチンと歩く・キチンと礼をする)はほとんどできません。 立たせても座らせても、ひざが開く女子や、椅子に座ると背もたれにもたれ

          マネをする技術

          標準負担額減額認定証の交付

          ※これは、全文公開、投げ銭方式となっています。 現在、義理の母が認知症で入院しています。主な症状は妄想・幻聴・徘徊・暴力等で、年明けから一気に、それこそ坂道を転げ落ちるように悪くなりました。 3月半ばに、医療保護入院という形を取らざるを得ず、強行突破ともいえる入院でした。 さて、入院させてやっと一息という状況ですが、当然次の段階として、お金の算段が必要になります。後期高齢者ですから、自己負担が1割といっても、さまざまな検査(これが意外と高価)をしてしまうと金額が簡単に跳

          標準負担額減額認定証の交付