東日本大震災から9年

久しぶりの投稿になります。前回は震災から4年前だったので、5年ぶりとなります。この間に、高校の臨時職員から専門学校の先生に転職し、まもなく4年となります。

なぜにこのタイミングでこの放置していたnoteを書こうと思ったのか。結局自分を含めて日本人はどうにもならないくらい過去に学ばないなと思ったからです。

この間、地震だけで熊本・北大阪・北海道胆振東部と大きなものがあり、また台風や水害が何度もあったのに、災害対応がいまだその都度そこの自治体が苦労しながら被災者対応をするのだろうと。ノウハウはいっぱいにあるはずなのに、なぜそれは伝わらないのだろうかと。

でも、それ以上に気になるのが、いま大変なことになっている新型コロナウイルスの感染拡大の報道です。

この報道、ずっとどこかで見たことがあるぞ感があったのですが、それが9年前の、被災者の死者・行方不明者の報道でした。毎日数字が増えていくだけで、だからといって何も解決はしていない、でも必ずまずこの数字から話が始まります。そして、自分自身大嫌いなワイドショー（日本はいまニュース番組はなくすべてワイドショーだと思っている）が、素人のコメンテーターやMCがさもありなんとばかり煽りまくる、こんな風景。

在京キー局は、基本「安全圏」にいる人たちで番組が作られていて、自分たちの番組に都合のいい話をしてくれそうな（もどきを含む）専門家が権威付けしてくれて、そしてただ混乱だけ巻き起こして・・・

そしてそれを真に受けて、いろいろと買い占める大衆。9年前も被災地に届く前に、自分たちで買い占めた人たちがいたな・・・

自分がしっかりした判断ができるなんて思わないけど、それにしても「テレビでやってたから」「ネットに出ていたから」をそのまま受け入れる人がなんと多いことか。これじゃ次になにか大災害が起きたら、デマに振り回される人がたくさん出ることでしょう。

いま、一番心配しているのは、その大災害が発生して避難所を立ち上げなければいけなくなること。どう見ても、「狭い場所」に「たくさんの人が」「長時間過ごす」ところですから。

それにしても、もう少し根拠となるデータを示して納得させようとする努力、原稿を読まないで話しかける努力を総理大臣にはお願いしたいところです。もっとも、9年前、野党だったあの党は震災直後「政権をよこせ」と言っていたことは忘れない。