初めて8月31日より前に夏休みが終わる人たちへ
子どもの頃、8月31日の夜のニュースを見るたびに思っていました。
「うちはもうとっくに夏休み終わってるのに、なぜ全国ニュースでさも日本中この日まで夏休みがあるような言い方をするのか」
東北の田舎で生まれ育った者は、小学生ぐらいで気がつきます。テレビはテレビ局のある東京基準で番組が作られている、うちんとこは当たり前だけど東京じゃないと。だから、8月31日は他人事で、今でも他人事の地域に住んでいる。
さて。初めて8月31日まで夏休みがないのはどうかね?残念かな?北国は、いつもその日は学校で授業やってたけど、そのことを想像したことはあったかね?
自分とその周囲だけが、日本の標準じゃない。自分のところは例外だと想像できるかな?(テレビ局の人間には無理だよね、8月31日の夜にって番組作るくらいだから)
できないから、9年前の、福島からの避難者を差別して(その原発は自分たちが使っていた電気を作っていたのに)、今度は逆に東京にいるという理由だけで「来るな」と言われるわけだ。
実際につらいと思ってた君は、臨時休校のときは楽だったかな?楽だったということは、学校はもしかしたら無理に行かなくても、勉強はできるのかもしれない、ということ。見方・視点はいくらでもある。視点が違う人がいるから、他人といると面白いんだけど、もし、そんな気分を味わいたいなと思ったら、そのときは人と話してみなよ。合わないなと思ったら、合わせることもないんだから。
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