見出し画像

2-6 事業モデルから予測する③ 目標値 #ソフトウェアと経営

ソフトウェアと経営マガジン第14回です。今回はKPIモデルに対して改善目標をベースにしたKGIの目標値の設定、それに対する経営としての考え方を書きました。事業計画とは経営者の意思表示であり、それらとKPIをどう紐付けるかが重要ですね。

記事に対する疑問や感想、意見などTweetや記事へのコメントをいただければ、今後のコンテンツの改善に役立てさせていただきます、よろしくおねがいします。

------

この章のまとめ

・KPIモデルと予算に対して、想定するCAGRやROEを元にした事業計画を達成するよう、どこにどれだけのコストを割いてどんな改善を行うか、それによって得られる将来のKGIを計算することで目標値を作る。
・目標値を引くことで、組織がどこに向かうか、それに対して計画が整合しているかを明確にする。
・KPIモデルをベースにすることで、改善目標に対して誰が貢献すべきなのか、その結果はどうだったか知ることができる。
・予測値と目標値を組み合わせることで、現状のKGIやその他KPIについて素早く良し悪しを理解できるようになる。

------

予測値によって我々は現状の事業が計画通りに推移するとどこに至るのか理解できるようになった。しかしこれだけでは、あくまで現在維持の延長の世界を考えているに過ぎない。改善を繰り返すことで複利効果を得ていくためには、KPIモデルの各種数値の改善を考えていかねばならない。このために用いるのが目標値という考え方だ。

ここから先は

4,293字

経営者やDX戦略の推進担当、スタートアップ、事業でソフトウェアを活用しようという方々向けに、重要な知識や取り組みを詳細に、かつ体系的に解説したコンテンツをお届けします。

DX推進やスタートアップを頑張る法人の皆様に向けた「ソフトウェアと経営について」マガジンの法人向けプランです。 法人内で自由にコンテンツを…

事業でソフトウェアを活用しようという方向けに、普段の軽い投稿ではなく、重要な知識や取り組みを詳細に、かつ体系的に解説したコンテンツをお届けします。

ソフトウェアと経営について

¥1,000 / 月 初月無料

自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)やソフトウェア活用について改善したい、理解したいという方、スタートアップで自社事業をより良く…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?