見出し画像

2-2 事業モデルを考える② KPIモデル #ソフトウェアと経営

ソフトウェアと経営マガジン第10回です。今回はKPIモデルの構築の実際についてです。

記事に対する疑問や感想、意見などTweetや記事へのコメントいただければ、今後のコンテンツの改善に役立てさせていただきます、よろしくおねがいします。

-----

この節のまとめ

・KPIモデル設計は、ワークフローや画面遷移などをもとに事業のKGIを様々なKPIとして数値分解し、事業構造を明確化する過程である。
・KGIの分解の解像度が上がると、個別のミクロな行動がマクロな売上にどう影響するかをたどることができる。
・分解しにくい、曖昧な部分は事業の解像度の低さを表し、継続的に構造を明確化していくべき場所と認識できる。
・積み上げ型の数値は単なるKPIツリーだけでは表現しづらい。様々な表現手法を用いていこう。

抽出されたイベントから、実際に数値連動されたモデルとして事業モデルを表現する方法について見ていく。主にはKPI同士の関連を見ていくことになる。

事業の構造を把握するには、イベントを計測することが先決だと述べた。こうした計測から、イベントの単位時間あたりの回数などが算出可能となる。例えば特定のWebページに何回訪問があったか、特定の商品を一日に何個販売したか、などだ。本章で取り扱うKPIモデルの分析では、こうした単位時間あたりの回数や、例えば全体での構成比率など様々な表現でイベントを数値に落とし込んでいき、数値同士の関連性を見ていく。

ここから先は

4,879字 / 4画像

経営者やDX戦略の推進担当、スタートアップ、事業でソフトウェアを活用しようという方々向けに、重要な知識や取り組みを詳細に、かつ体系的に解説したコンテンツをお届けします。

DX推進やスタートアップを頑張る法人の皆様に向けた「ソフトウェアと経営について」マガジンの法人向けプランです。 法人内で自由にコンテンツを…

事業でソフトウェアを活用しようという方向けに、普段の軽い投稿ではなく、重要な知識や取り組みを詳細に、かつ体系的に解説したコンテンツをお届けします。

ソフトウェアと経営について

¥1,000 / 月 初月無料

自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)やソフトウェア活用について改善したい、理解したいという方、スタートアップで自社事業をより良く…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?