2-2 事業モデルを考える② KPIモデル #ソフトウェアと経営
ソフトウェアと経営マガジン第10回です。今回はKPIモデルの構築の実際についてです。
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この節のまとめ
・KPIモデル設計は、ワークフローや画面遷移などをもとに事業のKGIを様々なKPIとして数値分解し、事業構造を明確化する過程である。
・KGIの分解の解像度が上がると、個別のミクロな行動がマクロな売上にどう影響するかをたどることができる。
・分解しにくい、曖昧な部分は事業の解像度の低さを表し、継続的に構造を明確化していくべき場所と認識できる。
・積み上げ型の数値は単なるKPIツリーだけでは表現しづらい。様々な表現手法を用いていこう。
抽出されたイベントから、実際に数値連動されたモデルとして事業モデルを表現する方法について見ていく。主にはKPI同士の関連を見ていくことになる。
事業の構造を把握するには、イベントを計測することが先決だと述べた。こうした計測から、イベントの単位時間あたりの回数などが算出可能となる。例えば特定のWebページに何回訪問があったか、特定の商品を一日に何個販売したか、などだ。本章で取り扱うKPIモデルの分析では、こうした単位時間あたりの回数や、例えば全体での構成比率など様々な表現でイベントを数値に落とし込んでいき、数値同士の関連性を見ていく。
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