2-5 事業モデルから予測する② 操作可能変数と予測値 #ソフトウェアと経営
ソフトウェアと経営マガジン第13回です。今回はKPIモデルから今後の事業数値について予測していく、そのために何が操作可能変数なのか考えよう、という話をしました。今事業が想定通りなのかそうでないのか、知る術を持つことで日々の活動をコントロールしていきましょう。
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この節のまとめ
・ KPIモデルの中の操作可能変数を明確化し、それらに対する資本等の投下について時系列の予算を設計しよう。
・ 上記の予算と、前節でかき集めてきた確度高い実測値をもとに、KGIやKPIの予測値の時系列推移を算出する事が可能になる。算出された数値を予測値と呼ぶ。
・ 予測値と実際の値のズレは事業理解度のズレを表す。
・ 事業理解度のズレがあればKPIモデルの各種実測値と予測値の比較をしながら要因を解明し、事業解像度を上げることにつなげていこう。
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ここまで、KPIモデルとそれに対する実際の数値の当てはめについて語ってきたが、本節ではこれらの材料から未来について考えていく。ここで言う未来とは将来の各時点での各数値、ひいてはKGIの状況のことである。これらの予測値は当然ながらKPIモデルに過去の実績値と投下予定の予算(お金)を代入していけば逐次求まるものではあるのだが、この予測値を考えていく際に特に重要なのが、操作可能な変数についての考え方である。操作可能な変数とは、前節でも述べた投下資本など、我々の意思で増減を操作することのできる変数だ。
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