1-5 科学的手法を土台に置く

この節のまとめ

・事業における様々なイベントを計測し、数値化し、そこから事業の全体像を数値モデルとして表現しよう。
・事業のモデルを活用し、全ての施策を科学実験と捉え、施策における課題と仮説、予測と結果を解釈し、数字で表現された知識を積み上げていこう。

多くの意思決定から探索を行い不確実性に抗う知識を蓄えていくことがAgilityにとって大切だ。だが、ここで言う知識というのはどうやって形にしていけばよいのだろうか。知識は様々な形態を取り、またその解釈も人によって幅が出うるものであるが、広く組織内のメンバーが日々自律的かつ同じ方向に進んでいくためには共通した解釈が求められる。

私はこれを科学的手法の中から見出していくことが重要だと考えている。科学的な手法について、その構成要素は様々な解釈がありうるがここでは下記の項目を大切にしたい。

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