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ソフトウェアと経営について

自社のDX(デジタルトランスフォーメーション)やソフトウェア活用について改善したい、理解したいという方、スタートアップで自社事業をより良く改善したい方向けにGunosyやDMM.…
事業でソフトウェアを活用しようという方向けに、普段の軽い投稿ではなく、重要な知識や取り組みを詳細に…
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2020年5月の記事一覧

DX(デジタルトランスフォーメーション)とはなにか、そして何ではないのか

DX(デジタルトランスフォーメーション)とはなにか、そして何ではないのか

DX(デジタルトランスフォーメーション)という単語について、巷で多く聞かれるようになり、自分のもとにも様々ご相談をいただくことが増えてきた。また、マーケティングワード的な使われ方に対する批判など色々と聞かれるようになってきている。こうしたバズワードを強く押し出した記事を書くことはあまり好まないのだが、多くの企業においてソフトウェアがより導入され生かされる好機であると見てDXについて書いてみようと思

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1-3 Agilityを高めるためには

「ソフトウェアと経営」第3回です。今回はAgilityを高める基礎的な概念について解説しています。

この節の要点・Agilityを高めるためには「失敗のコントロール」「科学的手法」「透明性」の3つが重要な要素となる。

ここまで、Agilityとは何か、Agilityがなぜ必要か書いてきた。言うのは容易いが、実際にこうした概念を組織で徹底しようとすると、どこから着手したらいいものかと考えるかもし

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1-2 Agilityがなぜ必要か

「ソフトウェアと経営」第2回です。第1回でAgilityとはなにか解説しましたが、そのAgilityの重要性について書きました。

この節の要点
・ 事業とは不確実性の連続との戦いである
・ 事業の解像度を高めることで、不確実性を下げることができる。
・ Agilityのある組織は実験による探索を多くできるため、事業の解像度を高め、不確実性を下げることができ、事業を伸ばすことにつながる。

では、

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「ソフトウェアと経営」マガジン始めました

「ソフトウェアと経営」マガジン始めました

幾つかのスタートアップからGunosyのCTOや新規事業担当を経て、現在はDMMのテックカンパニーへの改革を進めています。その中でソフトウェアを経営に活用する・企業のデジタル化を支える自分なりのフレームワークが見えてきました。これまで部分ごとに都度発信してきたのですが、ソフトウェアからマネジメント、会計など様々な領域にまたがる知識を整理して発信したいと思い、これらをまとまった形式でnoteのマガジ

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1-1 Agilityとはなにか

1-1 Agilityとはなにか

この節の要点Agilityという言葉を聞いたことがあるだろうか。

ソフトウェアエンジニアやプロジェクトマネージャの皆さんはアジャイル開発やスクラムなどの開発手法の学習や実践の中で触れる事があるかもしれない。アジャイル開発といった手法は、乱暴に言えば細かな期間の中で計画し実行し振り返る、という形式を取ったプロジェクト推進のフレームワークだと言える。そうしたフレームワークの中で触れるAgileと、本

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