見出し画像

ジョーシスの今とグローバル展開

「ジョーシス」を2021年の9月にローンチをしてちょうど1年半が経ちました。200社を超えるお客様にご利用いだけるサービスになりました。数多くのスタートアップ、静岡新聞様や松竹様のような歴史ある企業、野村不動産様やKDDI様(PoC中)のような数千名〜数万名の従業員を抱える大企業にもご利用頂けるサービスとなりました。

そして2月21日、NRI様・マクニカ様との業務提携を発表しました。ジョーシスは自分達だけでなく、パートナー様と一緒に広げて行くことを目標としております。販売パートナーとしての提携を検討いただける企業の皆様はぜひご連絡ください。販売パートナーのお問合せはこちら

このNoteではジョーシスが解決する課題と目指す事業についてお伝えできればと思います。


1.解決する問題

コロナ以降 ワークフロームホームが一般化しました。それにより、あらゆる人がPCやタブレットを社内から社外に持ち出して利用するようになりました。また、リモートワークを前提として利用するクラウドアプリの数が大幅に増えました。
 
世界中の企業の情報システム部で、デバイスやSaaSの購買・設定・配布プロセスが複雑化し、工数が増え、コストが上がり、管理の透明性が下がり、セキュリティーリスクが増す事態が起きています。

中小・中堅企業でもリモートワークを支える基盤としてITの重要性が増した一方で、知識を持ったIT人材の獲得が困難でオペレーションの安定化が難しい状況が発生しています。また、オペレーションが非常に属人的で、デバイスもクラウドも管理ができていない、IT担当者が辞めると引き継ぎができない、結果としてコストとリスクが大きい会社が多くあります。

大企業では、子会社まで含めて数千~数万人がどのようなSaaS・デバイスを使っているのかを本社で管理しきれなくなっています。また数万〜数百万あるSaaSのID管理、アクセス権限管理がなされず、セキュリティリスクが増大しています。ガートナーによるとSaaSのIDベースではなんと25%のIDは利用されていない、と報告されています。年間数十億の予算をSaaSに投資する企業では非常に大きなロスです。

ジョーシスのコアの価値は「自動化」「最適化」「見える化」「サイバーセキュリティ強化」です。

  1. 自動化:社員の入退社に伴うデバイスとクラウドアプリ(SaaS)の提供・管理・削除

  2. 最適化:デバイス・クラウドアプリの利用の見える化、最適化とコスト削減

  3. 見える化:ダッシュボードを通じての管理の見える化、インテリジェンス提供

  4. セキュリティ強化:クラウドアプリ利用に伴うサイバーセキュリティリスクの低減

ジョーシスの導入を通じて、中小・中堅企業の抱えるIT人材不足、大企業の抱えるサイバーセキュリティーの課題を解決し、日本の、世界の企業のDXを推進していきます。IT管理に課題を抱えている企業の皆様、ご連絡下さい。お問合せはこちら


2.目指す事業・組織

ジョーシスはDay 1から日本発のグローバルソフトウェア企業を目指しています。世界中で強みを活かした多国籍なベストタレントでチームを作り、ポストコロナのITマネジメントプラットフォームを構築することを目指します。

現在50名の多国籍な体制で運営をしています。
 テクノロジー開発チーム:40名(インド)
 プロダクト開発チーム:4名(日本・インド)
 セールス&マーケティング・カスタマーサクセス日本:6名(日本)
 セールス&カスタマーサクセスチームAPAC:2名(シンガポール・インド)

テクノロジー開発チーム(インド)とプロダクト開発チーム(日本)のミーティング

現在は、海外ではクローズドβとして複数カ国で利用頂いています。6月よりAPAC、9月よりアメリカ、来年にはヨーロッパでの有料でサービス提供を開始予定です。

海外展開を行う一方で、最重要な市場はもちろん日本です。この1年半を振り返ると、テクノロジーを強化し、MVP(ミニマムバリュープロダクト)を磨き上げることでお客様に価値を感じてもらうプロダクトを作り上げてきました。その価値を感じてもらえる状況となった今、日本でのチームの強化を行っていきます。

ここからは今後強化したい機能について触れさせてください。

2.1 セールスチーム 

今後ジョーシスではセールスチームの強化を行っていきます。

外資系ソフトウェア業界にいらっしゃる方々にぜひ参画して欲しいと思っています。現在日本でのソフトウェアの主は残念ながら国産よりもアメリカ企業であり、数十倍大きな状況です。多くの面談を通じて感じたのは、「外資系」であることに誇りを持ちきれないという経験豊富な方々の声です。

ジョーシスは日本発グローバルのIT領域でのソフトウェアです。テクノロジーはインド産、プロダクト開発やアライアンスではシリコンバレーの経験豊富なリーダーシップがリードをします。多国籍ですが、日本をアイデンティティとした日本発の多国籍企業です。

日本で誕生した企業のテクノロジーを日本市場のエンタプライズに届ける、皆さんがグローバルIT企業で長年体験してきた経験を活かし、日本初の本格的なITソフトウェアを日本に・世界に届けませんか。
 
会社の評価・報酬の仕組みはよりアメリカ型企業に近しい運営をしています。シームレスな転職が可能になっているので、ぜひ一度お話をさせてください。 

募集職種は以下です。
●  CRO
●  Head of enterprise sales
●  Account executive
●  Channel Sales
●  Head of Marketing

問い合わせはこちら

2.2 Chief of Staff の募集

CEOとして私自身が行う仕事が多くあります。これを委譲し一緒に経営を担ってくれるChief of Staffを募集します。一例として下記のような内容の仕事があります

資金調達の実施、予算の策定、予実の運用、各国での事業成果のメトリックスの策定・計測、週次・月次の事業レポートの取りまとめ、グローバルでのHRの設計、各国での採用、SOCS2/ISMAPの取得、各国でのデータセキュリティポリシーのリサーチと実装計画策定、投資家とのコミュニケーション等

特定の領域でなく、アドホックに発生し仕組み化をする必要のある経営課題にアクセスをしていきます。私の右腕として一緒にグローバルビジネス展開をして頂ける方を募集しています。業務は大半が英語になります。経験によってはCFOとしての採用も可能です。

募集バックグラウンド(下記のどれかに該当する方)
●  VCでのキャピタリストの経験がある方
●  投資銀行(IBD)またはPEでの経験がある方
●  多国籍展開する企業のChef of Staffの経験のある方
●  上場企業でのCFO経験のある方

Chief of Staffの問い合わせはこちら


*今後の資金調達について 
Chef of StaffのポジションではEquity, Loan, Venture Debt と多彩なクラスの調達とGlobal VC, Local VC, Local CVC, Global Mutual fundと多彩なFinancial Provider からのファイナンスを経験できます。

今後グローバルチャレンジをできるファンデーション構築のためにも継続的な資金調達を実施していきます。投資家の皆様、ぜひお声がけください。

ここからは、グローバル化とそれを支えるプロダクトとテクノロジーについてです。

2.3 グローバル化とリーダーシップ

USマーケットはソフトウェアとしては日本の10倍あり、一方で既に多くの競合が存在しています。現在USマーケットでのサービスインに向け、準備をしています。

ソフトウェアは日本の何十倍ものバラエティがあり、連携が多く求められます。そのため Laser focusが重要になります。「誰の、どんな問題を解決するのか」を非常に狭く絞って、その問題解決において圧倒的なNo1のソフトウェアになっていく必要があります。

この観点ではコミューンの高田さんが非常によくブログに纏めていただいております。高田さん、ありがとう!

その上で、 ジョーシスのアプローチは各国で経験豊富なベストな人材を採用していきます。ですので、各機能・各地域毎にベストタレントの採用を進め、良いチームのカルチャーを作り、グローバルで事業を推進していきます。

シリコンバレーでも、ほとんどの企業がアメリカ人だけで構成されておらず各国からきたメンバーです。ロンドンでも、シンガポールでも多くのグローバル企業がかなり初期から多国籍な人種構成にあります。

そして、本社機能は特定地域で考えておらず、ポストコロナのZoom時代らしくCyber Headquarter としていきます。現在の構想です。多国籍な展開を考えています。テクノロジーはインド、プロダクトはシリコンバレー、セールスマーケは各地域HQ、コーポレートはシンガポールといった体制です。

2.4 プロダクトとテクノロジー

プロダクトを考えるにあたり非常に重視している考え方は "シングルテクノロジー" です。

国によってテクノロジーを分けて作らないことで技術投資で車輪の再発明をしないようにしていきます。一方で必要な機能ベースでのローカリゼーションは実施していきます。例えば、SaaS連携の際に、画面開くとアラビア語のアプリだらけになると使う気が無くなりますよね。同様に、海外では日本のローカルアプリの表示がされないようにする必要があります。また、日本独特の慣習に対応した機能は海外では削ぎ落とす必要あります。

ジョーシスのテクノロジーの中で、グローバル展開の重要な基盤となっているのがSoftware Optional Controlです。Uberのアプリを米国で利用した時と日本で利用した時で使える内容が異なっていることがあると思います。これは日本向けとアメリカ向けで異なる技術基盤を活用しておらず、一本で展開をしています。国によって機能ベースで利用を出し分ける技術です。

また、同時に重要なのが各国毎のPDPA(個人情報保護法)です。情報の持ち方も非常にシステムアーキテクチャに影響を与えます。システムを作り切った後にヨーロッパに入りGDPRに対応しようとするとアーキテクチャ的に対応できないということが発生しうるようです。初期から主要各国でのPDPAに対応できる設計で進めていく必要があります。現在まさにこういったリサーチ・技術対応をしています。

このように各国のニーズとルールに対応したシステムのスケール性・カスタマイズ性・メンテナンス性を担保した技術設計はやりながら非常に勉強になっています。

2.5 開発体制 

現在のジョーシスの最大の強みはインドでの開発体制です。2020年より2年半の時間をかけ、Co-founderのSanjayがブランドを築き、リーダーシップチームを構築し、良い拡張性を実現できるようなってきました。また、インドでの開発はアメリカ展開にも非常に有利に働きます。

先日シリコンバレーでPM(PMM)採用で候補者と合い、IT領域での経営者・起業家・投資家と話をしました。面白い事にインド出身で実際にはアメリカに20年30年住んでいるという人たちが半数以上でした。バンガロールで起業しUSの会社に買収され、そのままUSにきたという人もいました。

シリコンバレーのPMはインドの開発チームと働く事に非常に慣れており、またインドの開発チームもシリコンバレーのPMと働く事に慣れている事がわかりました。実はSanajayもDell ECMやHanneywellの開発のエグゼクティブとして16年アメリカで働いており、インドとアメリカのブリッジには非常になれています。

インドはアメリカのゲートウェイであり、インドに入るとアメリカは近づくのではと思っています。これはこれからのチャレンジのその先に結果が見えてきます。


以上、長くなりました。ジョーシスはグローバルチームでポストコロナのグローバルITマネジメントプラットフォームを作るチャレンジをしていきます。興味持っていただいた、転職可能性のある方、投資可能性のある方、ぜひお声がけください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?