運動と脳の意外な関係について
要約
脳は体の一部でり、運動によって鍛えることができる。脳を鍛えるメリットは大きい。ストレス除去や集中力向上、気分の上昇、創造力の増加などに繋がるからだ。
感想
以前著者の別の本「スマホ脳」を読んだことがある。脳はずっと昔から進化しておらず、本能的な機能をすることは現代において変化していない。本能的な機能とは、子孫を残し、生き残ることである。そんな本能的な機能がスマホによって日常的に刺激され、中毒化していることを”スマホ脳”では知った。
今回、そんな脳を鍛えるためには、運動が不可欠であることを知った。心拍数が上がる運動を週に最低20分の運動を二、三回実施することでストレス軽減や創造力増加、集中力向上などが見込めることを知った。
確かに、運動をした後にポジティブな気持ちになると感じている。脳の働きは、うつ病や統合失調症などの病気などとも密接に関わっている。例えば、うつ病はセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンの三つの神経物質が密接に絡みあっている。これらの三つの物質は運動によって放出することができ、うつ病の薬もこれらの神経物質の増加を図る。
運動によるメリットは身体だけではなく、脳を鍛えることによって精神の安定に繋がることを知った。筋トレだけでなく、有酸素運動もやっていきたいと思う。
メタ情報
ストレスの仕組み。脳が脅威を感じる→視床下部がホルモンを放出→下垂体を刺激→下垂体がホルモンを放出→血流によって副腎に運ばれ副腎を刺激→副腎がステレス源のコルチゾールを放出する
運動によって、ストレスに対する抵抗力を高めることができる
筋力トレーニングよりも、ランニングやスイミングなどの有酸素運動が効果的。少なくとも20分、週に2、3回
ドーパミンの放出源は即坐核。運動や性行為をした時に放出。理由は生存確率を上げるからである
ドーパミンが大量に放出されるとポジティブな気持ちになり、その行動を繰り返したくなる。負荷が大きほど増える。
集中力改善には時間がかかる。
脳内にはセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンの3つの神経伝達物質があり、細胞から細胞へと信号を伝える役割を担っている。鬱はこの三つが欠乏することと関係する。
アインシュタインが相対性理論を思いついたのは自転車。村上春樹は一つの作品を執筆している間、ランニングと水泳。運動とひらめきには密接な関係がある。
創造性は「発散的思考」と「収束的思考」の2つに分類できる。
発散的思考とは、課題に対して関係のある答えをたくさん考えること。ブレインストーミング。収束的思考とは、一つの答えに辿り着くための思考。運動は発散的思考能力を向上させる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?