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実は日本よりも深刻な中国の少子高齢化問題


かつて、人口爆発とも言えるスピードで人口が増加した中国は人口増加抑制のために一人っ子政策を実施していた。しかし、その政策は急速な少子化と高齢化を招いている。




感想

記事内にある「若者にとっては希望も未来も見えない中で、子どもを産むのは酷である。まず周辺問題を解決してからである。」という意見に共感した。日本では、しばしば少子高齢化の話題が取り上げられる。少子化が加速すれば生産年齢人口が減少し、国の経済力停滞に繋がる。高齢化が進めば、医療費や公的年金などの社会保障費が増加し、政府の財政を圧迫する。

かつて、中国は人口増加を抑制するために一人っ子政策を実施した。しかし、その政策によって落ちて出生率を回復させることに苦戦している。では、現段階での中国の周辺問題とはなんだろうか。

私は、高い失業率と教育費高騰にあると思う。このことは日本でも例外ではないが、中国では特に顕著であると思う。大学卒業後の失業率は約20.0%とまで上昇している。また、1人の子供を大学卒業までかかる費用は約4000万円と日本の約2500万円と比べても高いことが分かる。

このような問題を抱えている状況で、人口中絶の抑制や不妊治療の促進などを実施しても効果が薄いことは明らかだと思う。まずは、子供を産みやすい環境と安心して育てることができる環境を整備する必要があると思う。



メタ情報

・中国政府が示した指導意見には中絶の抑制や不妊治療の利用促進などが盛り込まれている。

・中国では1人の子供を大学卒業までかかるコストは約4000万円以上になるとされている。日本は2500万円

合計特殊出生率は1.3。日本は1.34

・16~24歳の失業率は19.9%

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