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妖怪きなこ爺
2021年4月20日 02:21
中学校の頃。校舎の棟の一番西側に非常階段があった。その非常階段を一番上まで登ると、小さな踊り場があり、そこから壁つたいに鉄梯子がかかっていて、そこを登ると校舎の屋根に登れるようになっていた。当然、そのような危険な梯子は生徒が近づかないように有刺鉄線と鉄板で固く閉ざされている。が、なぜか僕はその梯子にいつも心が惹かれていた。おそらくこの学校でこの梯子を突破して、屋上というか、屋根というか、とにか