深層心理とは何か?
深層心理
深層心理という言葉を皆さんも聞いたことがあると思います。
今回は、学問的な深層心理学ではなく、実践的な深層心理の考え方、使い方をご紹介させていただきます。
(学問的ではないので、小難しい言葉は使わず、できるだけわかりやすく表現したつもりです。たぶん、、、笑)
深層心理を知ると、人間関係、仕事、子育て、その他あなたの悩みの原因など、日常に生かせることばかりですので、ぜひご活用ください。
表層心理と深層心理の違い
まずは表層心理と深層心理の違いを理解しましょう。
このような図を目にしたことがある方も多いと多います。
海面の上に出ている氷山の部分が表層心理、海面の下側の氷の部分が深層心理というイメージです。
つまり、表面上に見える部分、目に見える部分というのが、私たちが普段自覚している部分であり表層心理。その奥には自覚できない部分(深層心理)が膨大にあると言うことです。
上記の例はさらに深く探ることもでき、私たちが普段行っている“寄り添わないメンタルトレーニング®️”ではそこまで探っていきます。
目に見えている氷山の部分、表層心理(私たちが自覚できているの)はほんの5%と言われており、残りの95%は深層心理と言われています。
要するに、誰もが自分のことなんて本当は全然わかっていないんです。
だけどみんな自分はこんな人間で、こう考えるのはこういう理由があってって必死に表層心理で答えています。
極端な言い方にはなりますが、その理由は本人が自覚してる、自覚していないに関わらずウソなので聞き流してOKです。
では深層心理は何かというと、事実行動が深層心理を表します。
私たちが普段「こう思う」と必死に説明している“理由は全部表層心理”であり、それは深層心理を決して自分でも自覚しないように、隠すようにしていると思うくらいで人の話を聞くと、いちいち人の話に振り回されずに済みます。(具体例は後述します。)
ちなみに上記の例くらいの内容であれば「あぁ、なるほど」と受け入れられるレベルだと思います。ここからさらに踏み込んでいくと、「そんなことない」と拒否反応を起こしたりするようなレベルになります。
潜在意識と深層心理の違い
もう一つよく質問を受けるのが、潜在意識と深層心理の違いについてです。
概念的には先程の氷山が出てきて、私たちが普段意識できていることが全体の5%(表在意識)、無意識レベルで意識していることが残りの95%(潜在意識)と先程の話と似ています。
潜在意識については説明しだすと話が尽きないので、ここでは概要だけにします。(気になる方はいろんな書籍がありますのでそちらを参考にして学び進めてみてください。)
ここでは潜在意識と深層心理の違いをシンプルに捉えます。
潜在意識とは言葉通り「意識レベル」の話であり、深層心理は「心」の話です。
小難しい話はなしにして、一言で言えば“潜在意識の中の一部に深層心理がある”ということです。
そして、深層心理は特に、私たちの行動や考えに大きく影響を与えている部分を指します。
潜在意識というと、何か特別な能力が覚醒するようなイメージや怪しいというイメージがあるかもしれません。
しかし、自分の深層心理を知るという行為は、全然そんなイメージではありません。
むしろその真逆で、「自分はそんな人間じゃない」「そんなはずは、、、」と拒否反応が出たり、ショックを受けたりする人が多いです。
そんな自分を受け入れることが、変わるための第一歩であり、あなたの悩みや苦しみから解放されるためにも必要です。
深層心理で思っていることはすべて叶っているという事実
結局小難しい話をしてしまいましたが、ここからがようやく実生活でも応用できる深層心理の分析の仕方です。
深層心理を考えるときの大前提は、事実や結果がどうなっているかです。
事実だけをみると、、、
「とろいことしてる」とその子を見ていたり、「からかう」のもその子に関わりたいからです。
気にならない子は、まず見ないから何してるかわからない。関わろうともしません。
おそらく、この例はお読みの方も「そんなことしてたな」と若かりし頃に経験のある内容ではないでしょうか?笑
まずはシンプルに、このような事実だけを見たら「絶対そうじゃん」ってことが深層心理と捉えてみてください。(厳密にはちょっと違うけどイメージはこんな感じ)
さて、もう一度前提条件を整理します。
先ほども述べたように“理由はすべて表層心理”です。
そして、“事実、行動が深層心理”です。
深層心理で思っていることはすべて叶っているという前提で物事を見ます。
次に、こちらの例で考えてみましょう。
この方の場合、深層心理では「会社に行きたい」なのに、表層心理で行きたくないと言っているから、表層心理と深層心理のギャップによって悩みや苦しみが生まれています。
本気で会社に行きたくなければ、辞めるなり、転職するなりすればいいんです。
それを「辞めたら収入が、、、」「転職活動大変だし、、、」「新しく人間関係を作るのも大変だし、、、」と出てくる理由はすべて表層心理。
「ブラック企業で働きたいんだよね私」って受け入れられたらそもそも悩まないわけです。
つまり、悩みや苦しみは、自分の表層心理と深層心理の矛盾によって生まれているのです。
ですがほとんどの人が、
会社が、、、あの人が、、、この環境が、、、と
外側の原因のせいにして、自分の内側の原因を直視しようとしないため、人を変え、場所を変え、何度も何度も同じ悩みを繰り返しているんです。
自分の内側に原因があると思えた人だけが、行動を変えることができ、同じ悩みや出来事を繰り返さなくなっていきます。
深層心理分析のポイントとしては、まずは本人の言っていることを真逆で捉えるくらいのイメージでOKです
という感じです。
ここまでのことが理解できてくると、悩みを解決するためには“表層心理で思っている相手の理由に共感する必要がない”ことがわかってきますね。
(依存させたければ、その理由を聞いて「つらいよね」って言ってれば、「この人は私のこと理解してくれてる」と思ってくれます。問題は一生解決しませんが、、、)
これが我々が“寄り添わない”と言っている理由になります。
ただし!!
ここからが超重要になります。
「なぜ上記の例の人たちは深層心理でそれを望んでいるのか?」という部分を深掘りしていくことが、その人の悩みを根本から解決していくために必要になります。
このメリットが何かを自覚することが、問題解決のために非常に大きな意味を持ちます。
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