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言葉遊びから身体の症状の原因を考える


精神性を表す言葉

・頭が痛い
・腰が重い
・胃が痛い
・耳が痛い

これらの言葉を聞いてあなたは何をイメージしますか?

上記には主に2つの意味があるかと思います。
1つはそのままの解釈で実際に身体に表れている症状を指します。
もう一つは、精神的な状態を表しています。

頭が痛い→悩みの種。解決が難しく考えることがつらい。
腰が重い→始めるまでに時間がかかるさま。動きたくない。
胃が痛い→不安や心配事、ストレスなど、神経の宿る心もちがするさま
耳が痛い→他人の言葉が自分の弱点をついていて聞くのがつらい

など、これらの言葉は辞書にも記載されているように、精神的な意味も内包しています。

心と身体を分けて考えられている西洋医学

日本を含む東洋思想では「心身一如」という言葉がありました。
簡単に言えば、そもそも心と体は分けて考えるものじゃないよという思想です。

しかし、今の日本の医療、西洋医学では心と身体は別物として分けて考えています。もうちょっと突っ込んだ表現をすると人の身体を機械のようにみています。

臓器移植、輸血、手術など壊れたパーツを修理するかのように診ています。
それがダメというわけではなく、救急医療に強いという強みがあります。

しかし、明らかに欠如している視点もあります。
それは、なぜその状態になったかという原因を見るという視点です。

血液検査のデータを見て、、、
・血圧が高いから薬で血圧を下げる
・コレステロール値が高いから薬で下げる

レントゲンを見て、、、
・膝が変形しているから膝の手術をする
・ヘルニアになってるから手術をする
・画像では問題ないからしばらく安静にしてれば大丈夫と言われる

なんでこのような状態になったのか?
あなたはその状態だけを見られて判断されていませんか?

原因を考えることに意味がある

なぜその症状が身体に表れているのか?
その原因を考えることが、症状の解決や今後同じような症状を繰り返さないためにも必要なことです。

内科的な症状も整形外科的な症状も同じです。

例①:血圧が高い→生活習慣(特に食生活に問題)→なぜその食生活をしてしまうのか?→甘いものが好き、食べるのが好き→なぜそれに依存してしまうのか?→その精神性まで考えることに意味があります。

例②:膝が痛い→股関節が使えてない→座っている姿勢でいることが多い→仕事?テレビ?スマホ?→なぜその仕事を選んだのか?なぜその行動を実行したのか?→その精神性まで考えることに意味がある

このように原因を考えることで、これまで解決できなかった問題も解決できる可能性があります。

上記の例のように考えると難しく感じるかもしれませんが、冒頭の精神性を表す言葉のように、自分の症状に対する精神性をぜひ考えてみてください。

また、その症状だけで考えることが難しかった場合は、実際にできなくなったことやつらい動作などで考えてみてください。

例えば、、、、
膝が痛くて歩けなくなった→歩きたくない
膝が痛くてしゃがめなくなった→しゃがみたくない

腰が痛くてランニングがつらい→走りたくない
腰が痛くて前屈がつらい→前かがみになりたくない

これらの言葉を聞いてあなたが何を想起したかがポイントになります。

しゃがみたくない→いつも母の介護でしゃがむことが多いな→母の介護したくないけど母のことを思うとそんなこと言えない、母に申し訳ない

前かがみになりたくない→赤ちゃんを抱っこしたくない→子育てが辛いけど自分で産んだんだから責任持たなきゃダメだ

歩きたくない→会社で常に数字や結果を求められているけど、自分ではもう今のままでも十分満足してるのに上司が怖くて言えない

これらはあくまで例ですが、あなたが抑圧している思いなどが影響して症状が出ていると考えてみると何かしら見えてくるものがあるかもしれません。

こんなふうに思ったらダメ!
自分はこんなこと考えるような人じゃない!!
など
自分の感情に蓋をしていませんか?

症状を悪者にしない

このように身体のサインはあなたに何かを教えてくれています。
そのサインを無視して頑張りすぎていませんか?

ジレンマという言葉あるように人には相反する心が存在します。
・好きだけど嫌い、嫌いだけど好き
・誰かのためにと思う反面、自分勝手にしたい
・頑張りたいと思うお反面、頑張りたくない
というように、、、

この部分は触れると長くなりますが、反対側の心、一般的にこんなこと思ったら嫌なやつと感じる思いを人は抑圧してしまいます。

自分の身体のサインを頼りに、抑圧している思いを自覚して、そんな自分がいてもいいと思えるかどうか?
その上でどうしていくかを考えていくと身体の症状が変化したりします。

そして、勘違いしてほしくないのは「何も症状がない=健康」という落とし穴。
症状は身体が教えてくれるサインであって、そこに耳を傾けるものとして捉えて欲しいです。

・発熱したから熱を下げなきゃと解熱剤を飲む
・咳が出るから咳止めを飲む

身体のサインに耳を傾けず、症状を抑え込むことによってどうなるか?

一度優しく注意したのに聞かないから2回目は強く怒るのと一緒の構図で、抑え込めば抑え込むほど次に現れるのはもっと強い症状かも。

抑え込み続けた結果、命に関わるような病気や症状になるかもしれません。

症状を悪者にして消そうとするのではなく、まずは自分の身体からのメッセージについて考えてみる。

発熱したら、最近無理してたから休みたかったんだな。
これを機に身体を休ませてあげようって思えますか?
→仕事で迷惑がかかる。とにかく明日には出勤できるようにしなきゃ。

このような思考が症状を作っているとしたら?病気を作っているとしたら?

症状を悪者にせず、向き合ってみる価値はあるかもしれません。

最後に、、、心というものは目に見えないので数値化できません。
だから科学では解明できないし、再現性がなさすぎて研究すること自体が難しい。
怪しく使う人がいるのも事実です。
だからこそ、自分の身体で、自分の周りで実際に起こっている現象、事実に目を向けてみて下さい。
このあたりも今後noteに記し残して行けたらと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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代表 岩瀬 勝覚
理学療法士
JARTA認定スポーツトレーナー・認定講師
認定深層心理トレーナー

株式会社syn
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