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おいしいお肉の焼き方

アメリカ生活10年間で培った美味しいお肉の焼き方をシェアします!


必要機材

今回はウェーバーの炭火グリルを使ったお肉の焼き方を紹介します。ウェーバーの炭火グリルは日本でもコストコやアマゾンで入手可能で、手入れも簡単なのでオススメです。他の炭火グリルを使う場合でも、空気調節弁と蓋が付いたものであれば同じように調理することが出来ると思われます。

ど定番のウェーバー炭火グリル

材料の調達

まずはお肉を手に入れないとお話にならないのでどこかのスーパーに行きましょう。お肉の種類はいろいろあって、部位によって最適な焼き方もちょっと変わってくるのですが、とりあえず今日はリブアイのトマホークステーキ(バイキングステーキ)を買ってきました。ステーキハウスなどにもだいたい置いてあるオーソドックスな部位です。

お店で良さげなお肉を選びます

シーズニング

お店でお肉を手に入れたら、まずはシーズニングを行います。本当は一日ぐらいかけてゆっくり寝かせると味がしっかりついて、肉も柔らかくなるのですが、めんどいので買ってきてからBBQグリルの火起こしをしている間の待ち時間(1時間程度)でも十分美味しいです。

お好みのオリーブオイルとシーズニングスパイス、あとは適当なトレイを用意します。

適当なオリーブオイルとWeberのシーズニングスパイス

トレイにオリーブオイルをひいてからお肉を乗せ、さらに上からオリーブオイルをかけて、その後にシーズニングスパイスを思いっきりかけたら手でよく塗り拡げます。料理用の使い捨ての手袋とかを使うと手が汚れなくて便利です。

スパイスはかけ過ぎぐらいがちょうど良い

シーズニングが終わったら、そのままお肉を1時間ぐらい室温で放置します。もし長時間放置する場合はラップをするかジップロックに入れ直すと良いです。可能であればBBQグリルで焼くまでの間に室温にまで戻せるとさらに美味しく焼けて良いです。が、面倒くさいのでそこまで気にしなくて大丈夫です。

火起こし

お肉の準備が終わったらグリルの準備に移ります。
炭は再利用できるので、前回残った炭がある場合は捨てないでそのまま置いておきます。一度火をつけてから消した炭は脆くなっているのでなるべく触らないようにします。火のついた炭を上から乗せるとまた発火してくれるので、スターターを使って新しい炭に火をつけたあと、古い炭の上に被せるようにして乗せます。

前回使った炭の残り

炭にもいろいろな種類があって、BBQでは炭はシーズニング扱いになります。やっぱり木炭が一番香りが良く仕上がるのですが、火力が大きくなり過ぎてしまいやすいのと、燃焼時間が短いので、炭火グリルに慣れるまでは成形炭がオススメです。

少し香りは落ちるが扱いやすい成形炭

スターターに炭を充填し、着火剤を使って新しい炭に火をつけます。スターターの下には火のついた着火剤を置いています。

炭を充填したスターター

小休憩

スターターに火をつけたら、炭が着火するまで10分ぐらいかかるのでビールを飲みます。この間にお肉のシーズニングもいい感じに進むので適当にお酒を飲んで待ちましょう。寝落ちすると火事になるので飲み過ぎには注意です。

ビールは食材の一部

グリルの予熱

炭に十分に火がついたらスターターからグリルへ移します。この時、古い炭が残っている場合は古い炭の上に被せるように新しい火のついた炭を置きます。そうすると古い炭にも次第に火が移って、グリルの火を長時間維持できます。

いい感じに着火が完了したスターター
火のついた炭をグリルの上部半分に配置する

炭の置き方は必ずグリルの上部半分だけに重ねて配置してください。分厚いステーキ肉を焼くときは炭の上で直接焼く「直火焼き」と、炭火の遠赤外線効果+蓋付きBBQグリルのオーブン効果で火を通す「間接焼き」の両方を使ってステーキを仕上げます。間接焼きの時にはステーキから肉のオイルが下に落ちて、そこに火がついてしまう恐れがあるので、グリルの下半分には使い捨てのドリップパンを設置します。

炭の設置が完了したグリル

最後にグレートを乗せ、グリルの蓋を締めて15分から20分間予熱をします。この予熱でグレートにしっかりと熱を通して殺菌します。この時間をサボると割りと簡単にお腹を壊すので、ここはサボらずにしっかり待ちます。

焼入れ

次はいよいよ焼入れを行います。ここまで来たらあとは肉を焼くだけです。しっかりと予熱されたグレートに油を引き、最大火力で肉の両面を焼きます。炭火の火力は空気の量によって調節できるので、空気弁を全開にしたあと2分ぐらい待つといい感じに強火になります。火の強さにもよりますが、直火だと1分以上焼くと表面がまっ黒焦げになってしまうので50秒ぐらいで肉を裏返します。

焼入れ!

焼入れが終わったら、焼き目をチェックしたあと間接焼きをするために、肉をグリルの下部へ移動します。

両面焼入れを終わったあとの肉

肉をグリルの下部へ移動したあとはグリルの蓋を閉めて20分ぐらいオーブン効果で温めます。この時間は肉の初期温度や分厚さ、部位によって大きく変わるので、室温のお肉を使った場合は10分ぐらいで一度お肉の内部温度を確認すると良いです。

グリルの内部温度は350°F〜450°Fぐらいだと良い

20分ぐらい経ったら一度お肉の中心温度を計ります。温度計は安いですし、無いとほぼほぼ失敗するので必ず買った方が良いです。

肉の中心温度。94°Fはまだ完全に生

中心温度を計ったあと、ついでに肉をひっくり返すと良いです。肉の内部に溜まっている熱い肉汁が移動して、いい感じに肉全体に熱が通りやすくなります。余談ですが、ひっくり返す回数と調理時間に関する論文が出ているらしく、最適値は1回らしいです。2回目以降はあまり効果が無いらしいです。

今回はミディアムレア〜ミディアムぐらいの焼き加減を目指すので、肉の中心温度が135°F〜140°Fになるように時間を調整します。前回の計測の時は94°Fだったので、20分ぐらい待ってからまた計ります。

120°Fになった。レア好きだとこれで完成

20分後に計り直すと120°Fになってたので、追加で10分弱待ちます。この辺りの時間調整は肉の分厚さやグリルの内部温度で変わるので、不安であれば少し頻繁に確認すると良いです。別案として、無線の温度計を使って温度計を刺しっぱなしにしてスマホで温度管理する方法もあります。(これは主に低温で燻製肉を作るときに使う温度計ですが、問題なく使えます)。

無事にミディアムレア〜ミディアムになった

肉の中心温度が目的の温度になったら完成です。お疲れ様でした!

グリルの火落とし

肉が完成したので今すぐにでも食べに行きたいところですが、その前にグリルの火を落とします。着けっぱなしにしていると、炭を無駄に消費してしまってもったいないです。火を落とすには、グリルの上部と下部の空気弁を完全に閉めるだけです。炭は空気が無いと燃えないので、10分程度で窒息して消火します。消火した炭は次回のBBQ時にそのまま再利用できます。

グリルの空気弁を閉める
グリル下部の空気弁も閉める

盛り付け

グリルの火を落としたら、いよいよお肉をお皿に盛り付けます。

お肉をお皿に置いただけ

一人で食べる場合はこのまま食べても全然良いですが、複数人でシェアするときは適当に大きさに切ると便利で、見た目も少し良くなるかも知れません。ここからサイドメニューや秘伝のソースなどを作るのがシェフの腕の見せどころかも知れませんが、自分は肉の焼き方しか分からないのでそこはエバラさんに丸投げします。

少しぶ厚めに切った肉

一番好きな食べ方はステーキ丼です!

ステーキ丼

おまけ

上手に焼けたお肉をお犬様に献上します。

おもち(ゴールデンレトリバー)の大好物

おしまい

この記事はSplathon Advent Calendar 2023の2日目の記事として書きました。今年は3人目の子供が生まれたことや、ポーカーに熱中しすぎたことなどで、Splatoonの募集にはあまり参加出来ていなかったのですが、桃鉄、麻雀、ポーカーなどのイベントでたくさん交流出来て楽しかったです!これからはちゃんとSplatoonのプラベにも参加できるように早起きを頑張ります。もしシアトルにお立ち寄りの際は、うちまでお肉を食べに来てください。焼きます🍖

Advent Calendar 2023初日はperoliさんの「市販の蒸し麺で最高にうまい焼きそばを作りたいでしたね。やきそばは今までカップ麺しか作ったことがなかったので、ぜひ挑戦してみたくなりました。クリスマス休暇の間に作ってみようと思います!

そして明日はTONYさんの「今でも使ってるサブスク、やめたサブスクを並べるが公開されるようです!楽しみですね!

少し早いですが、今年も一年お疲れ様でした!

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