超能力

僕は海外の作品をよくみる。

昔、ハマっていたのが海外ドラマの「ヒーローズ」という作品だ。

かなりたくさんのキャラクターが登場するし、みんなそれぞれ違う超能力を持っている(もちろん力を持っていない人もいる）

学生の頃にハマっていたので、よくかくれんぼをして見つけてもらえないまま、かくれんぼが終わっていたり、すぐ後ろにいるのに「いないと思った」と驚かれたりすることが多々あったので、当時の僕は「いつか透明人間になれるのでは」と影が薄いことをポジティブに捉えるために「ヒーローズ」の一員になることを想像していた。

かなり虚しいとどこかで感じてはいたけど、ほんとにどっかで、そんなふうに僕にも超能力があるかもしれないと期待している部分もあった。

「ヒーローズ」とは関係なしによく話のネタで「もし、超能力があるとしたら、どんな能力が欲しい？」という質問が来る時、僕は真剣に考えてしまう。

そしてそういう時に「透明人間」が頭をかすめるが、望める能力を手に入れられるなら「透明人間」はないかなと思ってしまう。

特別できることと言われて浮かぶことに必要性を感じないのと、やっぱりどこか虚しいから。

答えはまだ、みつかっていない。