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地域の防災リーダーになろう!防災士になる方法を解説!

「地域の防災リーダーになりたいがどうすればいいかわからない」

そんな方は、平常時・災害時での防災知識・行動が期待される、「防災士」の資格取得をまずは目指してみてはいかがでしょうか。

そもそも防災士とはなに?

防災士とは、日本防災士機構による民間資格です。地域や社会の様々な場所で、防災啓発を高めるための行動が期待され、一定の防災に関する知識・能力を有していることを証明する資格です。

防災士になると期待される行動とは
防災士になると、平常時・災害時で次のような行動が期待されるようになります。

 【平常時に期待される防災士の行動】
 ・地域・企業・団体での防災啓発活動、救急救命知識の普及活動
 ・防災訓練・避難訓練等の企画・開催
 ・防災計画の立案

 【災害時に期待される防災士の行動】
 ・地域での避難誘導・救助活動等の率先行動
 ・避難所の運営・手伝い
 ・ボランティアなどの団体との協働

防災士になるための年齢制限は?
防災士になるために、年齢制限は設けられていません。
しかし、災害時や平常時に社会的役割が求められるため、一概には言えませんが中学生以上が妥当だと考えられます。

防災士の資格の有効期限は?
防災士の資格には、有効期限や更新はありません。
しかし、いざという災害時や平常時の防災啓発活動で、自身の防災力を発揮するためにも、防災知識等の勉強は独自で定期的に行っておく必要があります。

防災士になるための3つのステップ

防災士になるためには、次の3つのステップが必要となります。

ステップ1:防災士研修講座を受講
ステップ2:防災士資格取得試験を受講し合格
ステップ3:救急救命講習の受講し修了証を取得

この3つのステップが揃えば、防災士認証登録申請を行い日本防災士機構より、「防災士認証状」「防災士証」が発行されます。

①防災士研修講座を受講しよう
防災士の資格取得試験を受講するためには、まず「防災士研修講座」を受講し「研修履修証明」を取得する必要があります。防災士研修講座、は各自治体及・大学・民間研修機関等で実施されています。

講座に申し込み受講料の入金が完了すると、講座が始まる約3~4週間前に自宅に教材一式が送られてきます。その教材を元に、事前課題に取り組み自宅学習を行います。

その後、会場で2日間程度の座学講座が開催されます。講座の内容は、防災士になるために必要な防災士の役割・災害の仕組み・防災対策などです。

②防災士資格取得試験を受講し合格しよう
防災士研修講座の「研修履修証明」を取得すると、防災士資格取得試験を受講できるようになります。

試験は、講座の最終日に同会場で開催されます。試験は、3択30問で80%以上の成績で合格となります。

③救急救命講習の受講し修了証を取得しよう
防災士の資格を取得するためには、試験合格後に申請できる「防災士認証登録申請」時に5年以内の救急救命講習の修了証が必要です。

救急救命講習では、心肺蘇生法・AEDを含む3時間以の講習を受ける必要があり、消防・日本赤十字・民間研修機関等で実施されています。中には、防災士研修講座の中にカリキュラムが組み込まれているケースもあります。

防災士になるための費用はどれくらいかかるのか
防災士研修講座を受講するのに、61,900円(2020年2月時点)の費用が必要となります。

各自治体によって助成制度を設けているところもあるため、防災士の資格取得を検討しているなら、一度自治体に問い合わせを行ってください。

また、特例規定として警察官・消防官・日本赤十字社「救急法救急員」・消防団員は一般受講者とは受講料等に違いがあります。その他にも、学生割引の割引制度も用意されています。

防災士資格取得試験には3,000円の受講料が必要となり、防災士認証登録申請には5,000円の申請料が必要となります。

地域の防災リーダーを目指すなら「防災士」の資格を取得しよう

防災士に関して紹介しました。防災士になるためのステップは次の3つです。

ステップ1:防災士研修講座を受講
ステップ2:防災士資格取得試験を受講し合格
ステップ3:救急救命講習の受講し修了証を取得

平常時・災害時共に活躍できる地域の防災リーダーを目指して、防災士の資格取得を目指してください。


なお、愛媛県では、愛媛大学公開講座「防災士養成講座」が開講されています。受講を希望されている方は、こちらからお申し込みください。


▼みなと交流館では、八幡浜を元気にする地域活動を応援しています。詳しくはこちらをご覧ください。

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