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休校中にオンライン学習をするなら弊害対策をすること

一斉休校に向けて「オンラインで自宅学習を」という動きが強くなっています。
弊害と最低限の対応策を大人が理解し、子どもに対して対策することは大人の責任です。
生活習慣が乱れれば免疫力が下がって感染症にかかりやすくなり、なんのための休校が意味がわからなくなります。

■オンライン端末を使うことの弊害

ざっくりとは以下のようなこと。すごくおおざっぱですが、取り急ぎなのでご容赦を。

1.脳が疲れる(過剰な情報が学習を妨げる。脳の発達に悪影響の可能性。)
2.ネット・ゲーム依存症に陥る危険(楽しいこと×ネット機器はハイリスク)
3.目に悪い(ブルーライトの影響、急性内斜視、眼球運動の異常、強度近視など)
4.生活習慣が乱れる(夜更かし、睡眠の質低下、自律神経の不調。免疫力低下。)
5.姿勢が悪くなる、ストレートネック、呼吸機能の低下、血行が悪くなる、運動不足による骨密度低下、肥満など健康に悪影響(免疫力低下)
6.ネット社会に触れる(主に学習以外の利用)ことにより、未成年者では責任が取れないトラブルが起きる・起こす。
7.ネット社会に触れる(主に学習以外の利用)ことにより、社会に対する感覚が歪む。雑多で過激な情報、偏った情報など。

「学習目的」として数時間も利用することを認めるなら、1~5は影響が強くなります。特にスマホの小さな画面は最悪です。

弊害の詳細は武田信子さんの以下のnoteもご覧ください。
「子どもの発達・健康に対するモバイル機器の影響と対応」

■対応策

弊害を軽減するには以下のような対策が必要でしょう
A.「学習」に使った時間分、日常生活でのスマホやテレビの時間は減らし、家庭というリアルな世界で過ごす。
B.HDMIケーブルを使ってテレビ画面に接続して視聴する
目や姿勢に対する影響はこれでテレビ程度には軽減できるはずです。
参考:HDMIケーブルを使ったiPhoneとテレビの接続方法
C.就寝時間、食事時間、起床時間を守る
D.利用目的を限定してそれ以外には使えないよう機能制限、時間制限する
参考:機種別機能制限・時間制限の方法
  iPhone、iPadならスクリーンタイム
  Androidならファミリーリンク
  Windows PCならファミリー機能
E.オフラインタイムの楽しみを持つ

DをかけておかないとA、Cが難しくなります。大画面でゲームをする、動画を見るとより依存度があがりますので(疲れにくいので長時間できる)Dでゲームや動画に制限を掛ける必要があります。
目的を絞っておけば、弊害の6、7のリスクも減ります。
Eが無ければ、どんどんネットの世界に引き込まれていきます。

最低限、この程度の手は打っておかないと体調不良や依存症を引き起こすでしょう。

長い休みの間、オンラインでの学習だけに偏っていくことは、好ましくありません。以下の記事も参考に、ぜひ「楽しいことを思いっきりやる日々」にして欲しいです。
「PBLを家庭で…臨時休校を楽しく健康的・効果的に!!」

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