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転職ノススメ|HRの視点から見た合理的な転職活動の方法

1.はじめに

こんにちは。山口です。今回は、現職の企業HRである私の視点から、時代の流れを踏まえた合理的な転職活動について、その手法をお伝えしたいと思います。本内容は、直接的には現在求職中の方向けのお話になると思いますが、HR担当の方にも、新たな気付きのきっかけになれば幸いです。

まず、私が考える転職のアプローチは以下の通りです。

① アグリゲート型サイトの活用

② 転職エージェントの活用

③ 各種SNSの活用

2.転職活動の主流

転職を考えた際、求職者の方の大半がとる行動のひとつに各種転職サイトへの登録が考えられます。知名度の高い大手転職サイトへ登録し、そのサイト内に掲載されている求人票を個人のセグメントに合わせ、求人検索を行う方法です。確かに、この方法自体に問題はなく、適切です。しかし、転職とは、膨大な熱量を要する活動です。特に在職中の方であれば尚更、なるべく効率よく転職活動を進めていきたいものです。その場合、各転職サイトを一から回るのではなく、①アグリゲート型サイト(例えば、indeed、求人ボックスなど)を活用し、まずはネット上の求人を集約的に検索してから、希望の求人を探し、その後、掲載元の転職サイトへ訪問する方が効率的です。次に、ポジションや年収条件を高く希望する場合(大半がキャリアアップの場合)は、②転職エージェントを活用することが有用です。最近は、以前のような非公開求人も転職サイトに掲載し、エントリー時にエージェント登録を促す場合が増えています。企業側は、高スペックを求めるポジション採用の場合、長期間に渡り掲載を継続すると、有効応募を増やせず掲載料だけが割高になることがあります。その為、企業ごとに、あるポジションについてはエージェント経由で採用を決め打つ場合がある為です。また、求職者にとって、特に孤独に転職活動を行っている場合は、親身に相談に乗ってくれるエージェントの存在は、安心感を得られます。

3.転職ノススメ|トレンド考察

更に、私は、③各種SNSの活用が今後の転職活動のトレンドを作るのではないかと考えています。企業側は、転職サイトへ求人票を掲載する場合、もちろんその掲載料が発生します(メーカーや広告代理店への支払い)。また、エージェント採用の場合は、通常は採用者の理論年収の30~35%が紹介フィーとしてかかります(エージェントへの支払い)。特にエージェント採用の場合は、一人当たりの採用単価が高額である為、企業HRもかなり慎重に選考を進める傾向があり、求職者としては選考ハードルが必然と上がってしまいます。しかし、SNS経由の採用の場合、掲載料や紹介フィーが発生せず、HRとしては条件的な面では歓迎すべき導線です。仮に紹介フィーが200万円かかるポジション採用の場合、採用単価0円で採用が出来れば、HRとしては、かなり喜ばしい状況であることは間違いありません。

現在、あなたが転職活動を進めている場合、例えば、企業の公式TwitterやHRのアカウントをフォローし、DMを通じてエントリー・問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

4.おわりに

最後に、今回は、HRの視点から効率的と思われる転職手法を考察してみました。SNS経由のエントリーをご検討される場合は、事前にご自身のソーシャルアカウントを準備し、通常の履歴書や職務経歴書だけでは書ききれない、ご自身の強み、想いを伝えれば、企業HRへ、より強い印象を届けることが出来ると思います。本原稿がHR・求職者双方へ、今後のご参考となれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。コメントお待ちしております。

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