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辛いときに心の支えになっている言葉

生まれてこの方、考えこんでしまう性分だ。

仕事でのミスや自分の言動、人から言われた言葉の節々など対人関係における様々な場面がトリガーとなる。

内容にもよるが、寝る間際にふと脳内に浮かんで、こびりついて、心地よく眠ることができなくなることもあるのが玉に瑕。

玉に瑕と書いたのは、長所でもあると思っているからだ。


そんな性分を抱えていきていると、1つのことをあ〜だこ〜だと思案してエネルギーを消耗することも多い。

自責と他責の範囲を見誤ってしまうと、かなりのダメージを喰らった気分になるので自分自身でのコントロールが大事になる。

その取り扱い注意な特徴を、なるべく人様に迷惑かけないように自身でバランスを保つためには言葉が欠かせない。

色んなことを気にしてガチガチになりがちな心を解してくれる言葉。


最近読んだ本に、そのヒントがあった。

だましだまし、心をやりくりして生きていくのも案外いいもんで、なんでもない毎日の中にポッとちっちゃな明かりがともるような喜びが見つかります。
「ポジティブで行こう!」とは思えないけれど、「ぼちぼち行こか」という気持ちで、顔を上げて迎えられるようになります。

居場所。|大﨑 洋 (著)

「ぼちぼち行こか」。

考えすぎる性分ゆえに不安が付きまといやすい僕にとって、不安も受け入れた上でまずは一歩、進もうと思わせてくれる言葉と出会えた。

「ぼちぼち」というのがとても心地が良い。

いきなりフルスピードなんて自動車でも新幹線でも飛行機でも難しいことなのに、それを無意識に自分に課してしまう性分を肯定してくれる言葉。

ゆっくりギアを上げていけばいいよと言ってくれているような気分にさせてくれる。

最近仕事で落ち込むことが多い僕にとって救いの言葉であり、さらにいうと日々の手帳に毎日鼓舞するように書き込んでいる。

僕は以前より、前を向いて歩き出すことができるようになった。

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