Cinestill LIfe vol.2 Cinestill 800Tと嵐の夜
「日常写真って何だろう?」そんなことを真剣に考えることがあります。
僕は日常の美をテーマに写真を撮っているので、自分が撮りたい写真、あるいは撮っている写真が何かを考えることにもつながります。
日常って言葉を聞くといろんなものが連想されます。料理、朝、ベッド、散歩などなどいくらでも思いつきますね。
でもそれって自分の撮りたいものなのだろうか、と言われると何となく違うような気もします。
結局、僕の撮っている写真、目指している写真というのは日常であり非日常、日常と非日常の狭間なのだろうと思います。
日常生活に、ある変化が与えられた瞬間、日常生活の延長線上にある非日常、そんな写真を撮りたいのだと思います。だから僕は雨の日にカメラを持って出歩くのだろうと。
今回はそんな雨の中でも特別な台風の日に撮った大阪の写真を紹介します。
北新地→難波→中之島の順に、大阪キタとミナミ撮り歩きました。
全てcontaxT2とCinestill 800Tの組み合わせで撮影しています。
スタートは北新地です。いきなり感光してしまっていますが、かえっていいくらいですね。赤が映えていい雰囲気です。
撮り尽くされた場所かもしれませんが雨だとまた違った様相を見せますね。
難波に移動。雨が少しずつ激しくなってきます。
キタへと戻り中之島へ
雨が本降りになって路面に光が反射します
最後に電車も撮影して終わりです
以上、Cinestill 800Tの作例でした
嵐の日だと路面に打ち付ける激しい雨まで写ってより迫力が出ます
濡れた地面に街灯やヘッドライトが反射して光の量も増えるのでシャッタースピードも上げることができて表現の幅も広がっていいですね
映画っぽさや非日常感を出したいなら街灯やヘッドライトを意識して構図を考えるといいと思います。Cinestillはそうした光が赤く滲むのでこのフィルムの面白さを実感できると思います
次回は昼の写真を紹介したいと思いますので楽しみにお待ちください
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