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学級委員長の悩み

今朝、いつものように保育園に着いて、2歳の息子のクラスの部屋まで行く途中、いきなり息子が、「(同じクラスの)Rくんがいるから行きたくない」と言い始めた。
こんなことは初めてで、どちらかというと毎日クラスメイトや先生の名前が話題に出て、保育園に行くのを楽しみにしている感じだったので、わたしはどうしたものかと不安になった。

「なんで嫌か教えてくれる?」と聞いても、「嫌なの、怖いの」の一点張り。
おもちゃの取り合いでもしたのかなぁ、でもそれはRくんに限らず他の子ともよく取り合ってるみたいだしなぁ。
ちなみにRくんは、11月から入園した子で、送迎時にたまに会うときはまだ園に慣れておらず緊張してる感じだった。

部屋まであと5メートルというところで、モジモジして入ろうとしない息子。急かしてもよくないと思い、気長に待つ。
朝のおやつタイムが始まろうとしていたので、「これからおやつ食べるみたいだよ?」と声をかけると、さすが食いしん坊、やっと部屋に入る気になった。

担任の先生に事情を話したところ、先生には息子がRくんを嫌がることに心当たりがあったようだ。
息子のクラスには6人の子がいて、息子は4月生まれで、クラスの中では学級委員長的存在。真面目で正義感が強いので、いけないことをしている子のことが許せないというか、放っておけないらしい。
先生は、Rくんとは言わなかったが、「1人が泣き出すとつられて他の子も泣き出しちゃうときがあり、(息子)くんはそれが困っちゃうみたいで、遊びが中断するから迷惑がってるのかも」と。

わたしは話を聞きながら、「そうなんですね〜」としか言えず、おもちゃの取り合いしか思い浮かばなかった自分が少し恥ずかしかった。
色んな子と関わって、色んな感情を経験して、息子はどんどん成長している。楽しいことや嬉しいことの多い方がいいけれど、人生そんなにラクじゃないんだなぁ。
Rくんが嫌だ、と言われたとき、とっさに「そんなこと言わないんだよ〜」と言ってしまったけど、嫌なことを嫌って言うのは悪いことじゃない。生きていれば嫌なことは当然あるし、それに対してどう乗り越えるというか、どう対応するかが大事なんだよなぁ。
またまた息子から大事なことを教えられた母であった。
さて、お迎えのときに様子をきくのが楽しみだ。

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