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一人旅だけど二人旅、もしかして三人旅かもしれない

今回の旅行は、初めての海外一人旅。
過去に、現地に友人がいて、行き帰りだけ一人ということはあったけど、完全に一人は今回が初めて。

だけど、一人ではなく二人で来ているような気がしている。

NYに来る前に読んでいた「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」では「アーティスト・チャイルド」というものが出てくる。
自分の想像性を象徴したもので、週に一回は、自分の内なるアーティスト・チャイルドとデートをする、という課題もある。

今回の旅が、アーティスト・チャイルドとの壮大なデートになれば、と思っていた。

実際に来てみて、アーティスト・チャイルドを大いに意識している私がいることに気付く。

一人での国際線が久しぶりすぎて緊張する、スーツケースが出てこない、ホテルのチェックインがスムーズにできない、道が、地下鉄がわからない。

そんな時、アーティスト・チャイルドを不安にしないよう、努めて落ち着いて対処しようとする自分がある。

NYに来られて嬉しい。

それは実は、少し言葉足らず。

「自分をNYに連れて来られたことが嬉しい」
「自分をNYに連れて来られる自分になれたことが嬉しい」
というほうがより私の感情を正確に表している。

そして、今回の旅を応援してくれているもう一人の存在もうっすらと感じる。

飛行機をアップグレードしてくれたり、旅の途中で良い経験や出会いをもたらしてくれたり。

それは自分というよりも、神さま的なものかもしれない。

この旅行自体に、休みが取れなければ来られなかったし、お金もないとだし、気軽に動ける立場でなければいけなかった。
英語ができないなりにも、困ったときには人に聞ける程度の表現力は必要だった。
そして何よりも、スマホとwifi!
これがなかったら私は一歩も動けない。

そんなふうに必要なものを整えて全体を采配してくれているもう一人がいる。

今の現実は、一人じゃなくて二人で、もしかしたら三人で作ってる、というのは今までに感じたことのない不思議で心地よい感覚だ。

同時に、これがとても大切な感覚だと感じる。
この感覚をもって生きていきたい。

忘れてしまわないように、NYにいる間に書き残した。

2024年3月27日 03:56
ニューヨーク チェルシーにて

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