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ワイン飲みながらアニメの話でもしようか20220202


まあ、そうするか。


甘口の白ワインですが、氷菓と合わせて飲むと甘さが和らいで飲みやすいです。

今年の冬アニメはとりあえず、平家物語と、進撃の巨人と、これを見てます。(他にオススメある方いたらぜひ教えてください。)


「明日ちゃんのセーラー服」は、田舎のお嬢様学校に進学した女の子たちの青春の日々を描いたアニメです。本屋で見た記憶があるので、たぶん漫画が原作だと思います。
明日ちゃんの身体能力が高すぎたり、制服がお母さんの手作りだったりするのには度肝を抜かれましたが、基本的には、田舎らしい風景が綺麗で、お話も丁寧でほのぼのした、現実味のあるものになってます。

今回見たのは、第4話。
写真部に入った委員長がさっそく明日ちゃんをモデルに写真を撮ったり、ソフト部のあの子がクッキー焼いたりしてました。


さて、特に何も考えずぼーっと見てきましたが、4話まできて、最近はなんとなく僕なりの見どころも掴めてきた気がします。

この作品は、メインキャラクターとサブキャラクターの描き分け、作品内での扱いの差がほとんど感じられないのが素晴らしいですね。主人公の明日ちゃんとテレビの中に出てくるアイドルだけはちょっとつくりが違いますが、他の人たちはみんな適度に個性的で、また適度に没個性的な、いい意味で普通の人間みたいです。

でも、そんな普通の人でも、それぞれ好きなものとか、得意なことがあって、本人としてはたいしたことだと思ってなくても、それが好きじゃない、得意じゃない人からしたら、すごく特別に見えるんですよね。
たとえば4話を例にすると、ソフト部のあの子がお菓子作ってるのを見て、明日ちゃんが感動してる感覚はすごくよく分かる。僕もまったく料理出来ないので…。
だから別にプロレベルじゃなくても、ちょっとでも料理出来る人はすごいなーと思ってます。

こういう感覚ってけっこう大事だと思うのですが、なかなか現代社会では忘れられがちかもしれません。インターネットとか見てると、対象範囲が全世界になって、でも人間の視界には限界があるので必然的に、限られた視野の中に、広い対象から厳選されたものが入ってくるようになる。すると、ネットをひらいてすぐ見えるものというのは、目立つもの、突出した才能、特定の分野のレベルの高いもの、そういったものになってきます。
日々そういったものを見ているからこそ、自分の個性とか才能なんて大したことないと思ったり、身近な人の個性や面白いところを見逃してしまったりするのかもしれません。
この世界で「個性」を見失わないためには、明日ちゃんのように素直な目で、自分の周りに見える範囲の人やものをありのまま楽しむことが、大きなヒントになりそうです。


…それにしても、寮の部屋が充実しすぎじゃないか?

アニメの中学生の女子寮と、

ぼくが今いる、会社の寮部屋とのギャップが凄まじくて悲しくなってきました……

…飲もう。

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